|
安山岩の赤色風化|
鹿篭金山絵図|
南薩層群|
冷気湖|
観音淵|
竜爪山|
火山実験|
河津七滝|
番所の鼻公園|
永吉川甌穴|
城山層|
新燃岳煉瓦|
溶結火砕岩|
トンボロ|
イベント堆積物?|
溶岩洞穴|
隠岐片麻岩|
巨大ワニ化石|
通天橋|
鍋倉火砕流|
高千穂峡|
会議出張・その他
安山岩の赤色風化
鹿児島・熊本県境付近には肥薩火山岩類と呼ばれる風化した安山岩が広く分布する。ここは伊唐島、基盤は白亜紀層だが、表面を安山岩が覆っている。赤色風化をしており、出水の矢筈岳ではミカンが、長島周辺ではジャガイモがよく採れる。本州の安山岩の風化では、これほど赤い風化はあまり見たことがない。やはり第四紀の温暖期にここらは亜熱帯だったのだろうか。(2013/1/2)
鹿篭金山絵図
枕崎の美術館「南瞑館」で企画展「枕崎の文化財」を見た。その中に鹿篭金山絵図があった。写真
(もちろん撮影許可をいただいた)のように北東-南西方向の金脈が描かれている(図の上が東)。ところで、はて、鹿篭は鉱脈型鉱床だったっけ?(2013/1/5)
南薩層群
岩戸金山の南になぎさ温泉が出来た。その新しい露頭に南薩層群の変質した火山砕屑岩が出ている。鉱床屋さんが見たら喜ぶだろう。(2013/1/5)
冷気湖
ツル見物の途中、入来峠から宮之城盆地に入ったら、スッポリ朝靄に包まれた。盆地だから放射冷却で冷気湖が出来たのだろう。かつて飛行機の鹿児島-福岡便があったときには、人吉盆地や加久藤盆地で冷気湖がよく見えたものだ。まるで地質時代が再現されたようで喜んだものだった。(2013/2/3)
観音淵
串良川沿いに観音淵中世古石塔群なる鹿屋市指定史跡がある。谷地形でもないのに滝が流れ落ちている。登ってみたら、入戸火砕流の洞穴、不整合面付近から水がかなりの水量湧きだしていた。不整合の下は垂水礫層らしい。(2013/2/14)
竜爪山
静岡市内から見た竜爪山である。右肩のくぼんだところを糸魚川静岡構造線が通る。(2013/2/24)
火山実験
霧島ジオパークフォーラムで子供向けの火山実験があった。大変好評で、子供たちは活き活き、理科離れなどウソのよう。(2013/3/3)
河津七滝
川端康成「伊豆の踊子」で有名な河津七滝(ななだる)の一つ「カニ滝」である。登り尾南火山(2.5万年前)の溶岩からできており、柱状節理が見事。ここは伊豆半島ジオパークのジオスポットになっている。(2013/3/7)
番所の鼻公園
南九州市頴娃町にある番所の鼻公園は伊能忠敬が絶賛したという景勝の地だ。ここに丸い「海の池」がある。阿多溶結凝灰岩が陥没して出来たらしい。氷河時代は陸上だったはずだから、恐らく下部非溶結部が浸食され陥没したものだろう。この付近一帯には丸い形をした湾がたくさんあり、江戸時代には良港として栄えた。これらも同様の起源なのだろう。(2013/4/26)
永吉川甌穴
鹿児島県地学会の巡検で黒川洞穴(入戸火砕流)や永吉川甌穴(阿多火砕流)などを見学した。鹿児島には新旧さまざまな火砕流堆積物があり、鑑定が難しい。(2013/5/26)
城山層
新川の洪水調節ダムとして西之谷ダムが完成した。堤体は更新世城山層に置いている。写真は池敷きに見える露頭である。すぐ上をシラスが覆っているから、計画の際、満水時の漏水が問題になった。(2013/5/29)
新燃岳煉瓦
えびのエコミュージアムセンターが大々的に改装され、ジオパークの拠点施設として生まれ変わる。会議があって、工事中のところへ入った。建物周辺に敷き詰められた煉瓦は新燃岳の火山灰を焼成したものという。温度を変えると赤くなったり黒くなったりする由。まさに天然にある赤いスコリア・黒いスコリアと同じ理屈だ。(2013/7/11)
溶結火砕岩
霧島ジオパークの現地審査のつき合いで新燃荘に泊まった。早朝、朝風呂に入った後、散歩に出かけた。道の曲がり角に溶結火砕岩があった。昔は溶岩と思われていたところである。私が転勤してきたばかりの頃、これは火砕岩と言って、驚かれたことを思い出した。(2013/7/29)
トンボロ
指宿沖合にある知林ヶ島は干潮の時だけつながるトンボロ(陸繋島)である。今日は潮時が良いらしく、午後1時頃から6時頃まで歩いて渉ることが出来る。(2013/8/10)
イベント堆積物?
いちき串木野市羽島崎神社の社伝に「寛延元年(1748)津波ありて諸品流出せしとぞ」とあったので、薩摩半島東シナ海沿岸の津波堆積物調査を行うことになった。本格的ボーリングの前に人力によるロシア式サンプラーで資料を採取してみたら、日置市で、写真のようなイベント堆積物が見つかった。ピートの中に挟まれている砂層が津波によるものか、洪水によるものか、分析を待たねばならない。結果が楽しみである。(2013/8/26)
溶岩洞穴
御胎内くぐりで有名な天然記念物「印野の溶岩隧道」である。複数の溶岩樹型と溶岩トンネルが組み合わさって出来たものという。胎内をくぐり抜け生まれ変わって清浄になってから富士山に登ったのだのだそうな。(2013/9/21)
隠岐片麻岩
2.5億年前の隠岐片麻岩である。隠岐の島町の銚子ダム周辺に分布する。原岩年代は先カンブリアだという。(2013/10/17)
巨大ワニ化石
隠岐の島から発見された巨大ワニ化石である。日本海が海になる前、淡水の時代があった。(2013/10/17)
通天橋
西ノ島の国賀海岸は島前カルデラの外輪山に当たる。中新世後期のアルカリ玄武岩質溶岩や火砕岩からなる。(2013/10/18)
鍋倉火砕流堆積物
姶良市鍋倉にある天福寺磨崖仏は鍋倉火砕流の崖に刻まれている。鍋倉火砕流堆積物は国分層群のメンバーである。(2013/11/5)
高千穂峡
有名な観光地高千穂峡は阿蘇4火砕流の溶結凝灰岩である。柱状節理が見事に発達している。エンタブラチュアも見事。(2013/11/9)
会議・講義・講演・その他
- 1月 津波防災シンポジウム(鹿児島)
- 1月 2013鹿児島防災シンポジウム(鹿児島)…パネラー
- 1月 シンポジウム「災害とメディア」(鹿児島)
- 1月 鹿児島南ロータリークラブ(鹿児島)…講演
- 1月 講演会「桜島・錦江湾ジオパークを目指して」(桜島)
- 3月 霧島ジオパークフォーラム(曽於)
- 4月 霧島ジオパーク推進連絡協議会総会(霧島)
- 4月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
- 5月 鹿児島県地質調査業協会総会(鹿児島)
- 5月 姶良市ふるさと歴史講座(姶良)…講演
- 5月 防災気象講演会(鹿児島)
- 5月 鹿児島県地学会総会(鹿児島)
- 5月 九州応用地質学会評議員会・総会(福岡)
- 6月 鹿児島防災シンポジウム(鹿児島)
- 6月 某大学外部評価委員会
- 7月 霧島ジオパーク関係者等意見交換会(霧島)
- 8月 霧島ジオパーク関係者等意見交換会(霧島)
- 9月 静岡大学総合防災センター教授会(御殿場)…講演
- 10月 鹿児島県地質調査業協会技術講演会(鹿児島)
- 10月 日本ジオパークネットワーク隠岐大会(隠岐の島)…講演
- 10月 霧島ジオパーク保全活用計画検討会(えびの)
- 11月 樟寿会(鹿児島)
- 11月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
- 12月 九州応用地質学会合同役員会(福岡)
|
ページ先頭|
安山岩の赤色風化|
鹿篭金山絵図|
南薩層群|
冷気湖|
観音淵|
竜爪山|
火山実験|
河津七滝|
番所の鼻公園|
永吉川甌穴|
城山層|
新燃岳煉瓦|
溶結火砕岩|
トンボロ|
イベント堆積物?|
溶岩洞穴|
隠岐片麻岩|
巨大ワニ化石|
通天橋|
鍋倉火砕流|
高千穂峡|
会議出張・その他
更新日:2013年11月17日