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桜島総合防災訓練|
泥炭層|
温泉地帯の法面|
山ヶ野金山|
えびの岳|
猪八重渓谷|
霧島火山群|
中岳ダム|
西之谷ダム|
地学会巡検|
間島花崗岩|
御鉢溶岩|
自噴泉|
リモナイト|
阿蘇湯釜|
船石川土石流災害|
ミニ河岸段丘|
佐多岬|
神石|
高千穂|
砂鉄層|
会議出張・その他
桜島総合防災訓練
1月12日は桜島大正噴火の記念日である。この日に毎年、桜島総合防災訓練が行われる。国交省・鹿児島県・鹿児島市・九州電力・NTTなどが溶岩グランドに集まっていた。まだ10時前だったためか、幼稚園児が見学に来ていただけで住民が一人もいなかった。形骸化したのかと心配したが、夕方のニュースでは5,000人参加した由。(2010/1/12)
泥炭層
昨年は異常渇水でラムサール条約で認定された藺牟田池も、浮島が湖底に着地してしまった。数日前の大雪で少しは水位の上昇が見られたが、やはり大部分は干上がったままである。お蔭で泥炭層の断面がよく観察できる。(2010/1/20)
温泉地帯の法面工事
えびの高原エコミュージアムセンター改修に関する会議に出た帰途、丸尾のほうに下ってきた。ちょうど雨が降り出したためか、法面からの湯気がもうもうとしていた。確かここはうちの卒業生が担当した現場だった。全体が粘土化していてどこがすべり面かわからないと言っていたが、滑らずによくもまあ止まっているものだ。(2010/3/5)
山ヶ野金山
山ヶ野金山ウォーキングに参加した。浅熱水型鉱脈鉱床である。かつては佐渡金山を上回る産金量を誇り、薩摩藩の財政を支えていた。フランスの鉱山技師コワニエやオジェが活躍したところでもある。(2010/3/7)
えびの岳
ずっと前から地形図でえびの高原近くに丸い火口状の窪地があるのが気になっていた。キリシマミズキの写真を撮りに出かけたが、どうせ撮るなら鹿児島県側でと思って、この窪地、すなわち、えびの岳を一周してみた。えびの岳は古い火山体だから樹木が多く、丸い形の写真がうまく撮れなかった。韓国岳・硫黄山の手前に写っているのがそれである。(2010/4/17)
猪八重渓谷
宮崎県北郷町の猪八重渓谷を散策した。ここには宮崎層群の厚い砂岩層が分布している。層理面がほぼ水平になったところにこの五重の滝がある。層理面が流れ盤になったところではなめ滝となっていた。(2010/4/24)
霧島火山群
えびの高原の池めぐりを行った。いつもは不動池に車を止めて、六観音御池から回るのだが、今日は逆コースで、しかも白鳥山も回った。ここ白鳥山からは霧島火山がほぼ一直線に並んでいるのが見える。火山フロントである。(2010/4/29)
中岳ダム
末吉の花房峡から都城に出る途中、中岳ダムに立ち寄った。ロックフィルダムである。工事中には何回か来たことがある。学生達とも来た。懐かしいところだ。四万十層群の風化が深かったのに、よくもまあ造り上げたものだ。日本の土木技術は優秀なのだろう。ダムサイトに解説板があり、ボタンに「標準語」と「方言」と二つあった。「方言」のほうを押したら、かっごま弁の解説が大音量で流れた。思わず笑ってしまった。農水省もなかなか味なことをやる。(2010/5/4)
西之谷ダム
鹿大付近を流れる新川は毎年のように氾濫する。江戸時代に田上川を付け替え、新川に合流させたからである。田上川は新川と比べて取水域が段違いに広い。水害が起きるのは当たり前である。河川拡幅も用地買収の問題などがあり、それほど広げるわけにはいかない。そこで登場したのが、田上川の支流西之谷に洪水調節ダムを造る案である。このほどようやく堤体掘削が開始されたので、見学させていただいた。城山層を基礎とする重力ダムである。(2010/5/29)
鹿児島県地学会巡検
鹿児島県地学会の姶良巡検に参加した。地質だけでなく、史跡あり、貴重植物ありと盛りだくさんで、なかなか面白かった。参加者も多く、皆満足したようだ。写真は黒葛野の大露頭である。下位から隼人層・五反田層・入戸火砕流堆積物と重なっている。ここで、参加した高校生にクリノメーターの使い方を教えていた。現会長も高校生の時に地学会に参加、それが縁で大学では地学科に進学したのだという。こうした機会を大切にしたいものだ。(2010/5/30)
間島花崗岩
地質学会西日本支部の曽根干潟巡検に参加した。先日来の大雨で濁流が流れ込んだのか、海が濁っていてカブトガニの産卵はチラリとしか見えなかったが、地質はよく分かった。ここは小倉城の石垣の石を切り出したところ、ノミの跡が残っている。石垣の角石に使い、他はホルンフェルスを使用して、わざとみすぼらしくし、家康の不興を買わないように気を遣ったのだそうな。(2010/7/19)
御鉢霧島神宮溶岩
日本ジオパーク委員会による霧島ジオパークの審査に同行した。旧道に昔の霧島国立公園の碑が建っており、そこは御鉢溶岩の突端に当たっている。地元の人たちによって整備されていた。夏にはホタルが飛び交うという。(2010/8/17)
阿蘇自噴泉
東大地文研OB会の巡検で阿蘇に行った。初日は外輪山からカルデラを遠望して、阿蘇神社や霜宮神社を訪れた。途中、あちこちに自噴泉が見られた。さすが火山の麓だけある。伏流水がたくさんあるのだろう。(2010/10/6)
リモナイト工場
初日最後はリモナイト工場である。カルデラ湖の湖成層に熱水などから鉄分が供給されて、「阿蘇黄土」となる。このリモナイトが硫化水素吸着剤や水質浄化剤として使われている由。一番面白かったのは、豚が好んで食べるとのことだった。食欲も増進し、糞の臭いもなくなるらしい。(2010/10/6)
阿蘇湯釜
民宿に泊まった後、2日目は火山博物館と中岳火口を見学、本当に久しぶりだ。午後は高森ビジターセンターと白川水源を見た。毎分60トンというからすごい。(2010/10/7)
船石川土石流災害
さわやかな快晴の日曜日、佐多岬まで長距離ドライブに出かけた。途中、南大隅町の土石流災害現場を遠望した。ここは2007年7月と2010年7月、災害が発生したところである。阿多溶結凝灰岩の下底から大量の水が噴出して発生した深層崩壊の一種らしい。(2010/10/17)
ミニ河岸段丘
災害現場の下は大浜海水浴場。砂浜が川で削られてミニ河岸段丘が出来ていた。(2010/10/17)
佐多岬
本土最南端の佐多岬は北緯31度線が通るところ、日南層群のメランジュ堆積物がよく見える。奥の穴が空いている岩礁は褶曲?(2010/10/17)
神石
加藤碵一・須田郡司著『日本石紀行』にも載っている
東霧島神社の神石である。イザナミノミコトが末っ子の火の神カグツチノミコトを生んだために焼け死んだので、夫のイザナギノミコトが怒って、わが子のカグツチノミコトを切り捨てたのがこの石だと言われた来た。上述の本にもそのように書いてある。しかし、神社の立て札には、亡き妻を偲ぶイザナギノミコトの涙が凝り固まったものがこの石で、今後、世人がこのような災難に遭わないよう尊が
十握の剣で切ったとある。親がわが子を切るというのはあまりにむごいので、後世、別な話として伝えたのだろうか。肝心の地質だが、池の中なので不明である。恐らく霧島の安山岩だろう。(2010/11/4)
高千穂
東霧島神社の近くに一堂ヶ丘公園がある。ここの展望台からの眺望がすばらしい。鹿児島側から見た霧島山は右に高千穂峰があるが、ここからは逆に左に高千穂峰が見える。(2010/11/4)
砂鉄層
指宿市の宮ヶ浜港から知林ヶ島まで海岸線をドライブした。途中、海鳥が群れているところでストップ。湊川の河口である。きっと餌となる小魚でもたくさんいるのだろう。妻は双眼鏡で野鳥観察。こちらは、足下の砂鉄層と砂層との細互層に目が向いてしまった。どうもまだ職業意識が抜けていないらしい。湊川の上流の地質は何だろう。砂鉄の起源が気になった。(2010/12/18)
会議・講義・講演・その他
- 1月 鹿児島防災シンポジウム(鹿児島)
- 1月 霧島火山砂防広報検討委員会(霧島)
- 2月 内閣府中央防災会議桜島大正噴火分科会(鹿児島)
- 2月 霧島ジオパーク推進連絡協議会(小林)…コーディネータ
- 2月 地質地盤情報協議会意見交換会(東京)…講演
- 2月 霧島火山砂防広報検討委員会(都城)
- 3月 えびの高原エコミュージアムセンター改修検討会(えびの)
- 3月 内閣府中央防災会議桜島大正噴火分科会(鹿児島)
- 4月 霧島ジオパーク推進連絡協議会(霧島)
- 4月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
- 5月 鹿大地学科同窓会(鹿児島)
- 5月 土砂災害防止の集い2010(鹿児島)
- 5月 九州応用地質学会総会(福岡)
- 5月 内閣府中央防災会議桜島大正噴火分科会(鹿児島)
- 5月 鹿児島県地学会(鹿児島)
- 6月 鹿児島県地質図編纂委員会(鹿児島)
- 7月 防災啓発研修講演会(東京)…講演
- 7月 ジオ・シンポジアin北九州2010(北九州)…パネラー
- 8月 霧島ジオパーク審査(霧島)…同行
- 9月 内閣府中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会(東京)
- 10月 日本情報地質学会シンポジウム(東京)
- 10月 日本情報地質学会評議員会(東京)
- 10月 地質地盤情報協議会運営委員会(東京)
- 10月 鹿児島県地質調査業協会技術講演会(鹿児島)…講演
- 11月 日本応用地質学会九州支部研究発表会(福岡)
- 11月 自然公園ふれあい全国大会ワークショップ(鹿児島)
- 11月 鹿児島県地学会(鹿児島)
- 12月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
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更新日:2010年12月18日