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坊津|
横倉山|
アロサウルス|
大森貝塚|
神奈川県博|
花折断層|
屋島|
庵治石|
篠崎観測井|
丸尾滝|
美濃帯|
親鼻橋|
虎岩|
ようばけ|
桜島|
新宿歴史博物館|
北大博物館|
フォッサマグナミュージアム|
ヒスイ峡|
糸魚川―静岡構造線|
かごしま考古歴史館|
豊島不法投棄|
豊島石|
鹿大博物館特別展|
鹿児島県立博物館|
吉田貝化石層|
清見岳テフラ|
花瀬崎縄状溶岩|
新潟県立自然科学館|
会議出張・その他
阿多火砕流
南さつま市坊津町浦尻漁港のところに阿多火砕流の不整合露頭があった。基盤は四万十層群頁岩だが、接触部が熱で焼かれて赤くなっている。その上に、古期崖錐があり、阿多火砕流が載っている。最下部1mほどは非溶結で、その上は強溶結の溶結凝灰岩である。(1/4)
横倉山
四国ジオパークの会議があって高知に行った。折角の出張だから、翌日、
横倉山自然の森博物館を見学した。横倉山に来たのは学生巡検以来だから、何十年ぶりだろうか。黒瀬川構造帯の地質が要領よく展示されていた。外国の珍しい標本中心ではなく、あくまでも地元の標本にこだわっているのは良いと思った。写真は横倉山で、麓の建物が博物館である。手前は仁淀川にかかった沈下橋、簡易な欄干が付いていたが、洪水時には倒れるのだという。(1/19)
アロサウルス
国立科学博物館で「帰ってきたアロサウルス」展をやっていた。1964年私が大学院生の頃、実物の恐竜化石がやってきたとして話題になった。鹿児島県立博物館にも恐竜を寄贈した小川勇吉氏の寄贈である。当時は写真のように尻尾が地面についている復元だった。現在の学説では、頭と尻尾をほぼ水平にしてバランスを取って歩行していたことになっているという。コンピュータによる解析の結果らしい。そういえば、足跡化石はたくさんあるが、尻尾を引きずった跡の化石は見たことがない。やはり、学問は進歩しているのだ。(1/26)
大森貝塚
大森に行ったついでに大森貝塚遺跡公園に立ち寄った。貝塚のところは一部覆いがしてあって見学できるようになっていたが、問題は公園の施設である。コンクリートで地層を模してあり、貝殻も埋め込まれている。貝塚があたかも化石層のように延々と続いていて、おまけにご丁寧に断層まで作ってある。これでは縄文以降動いた活断層ということになる。(1/27)
神奈川県立生命の星・地球博物館
小田原・箱根ジオパーク推進連絡会の設立総会があり、講演を頼まれて
神奈川県立生命の星・地球博物館へ行ってきた。ここに来たのは何年ぶりかである。講演前の時間を利用して内部を見学した。超豪華である。何よりも本物に触ることができる仕組みになっているのがうれしい。子供たちが喜んでさわっていた。(2/7)
花折断層
京大に出かけたついでに吉田神社に参詣。この鳥居の付近を花折断層が通過している。したがって、神社の石段は断層崖である。京大では20年前から学生の地学実習で水準測量を続けているそうだが、神社側が系統的に沈下している由。面白い。(2/19)
屋島
会議で高松まで出かけたので、ついでに屋島に行った。学生時代の巡検以来である。当時は道ばたで讃岐石(サヌカイト)を拾ったものだが、現在は舗装されていて、露頭もない。(3/17)
庵治石
屋島の展望所から対岸の庵治石採石場がよく見えた。庵治石は細粒緻密な灰白色の花崗岩である。(3/17)
篠崎観測井
江戸川区の篠崎公園までお花見に行ったら、地盤沈下観測井があった。東京都土木技術センターの丁寧な解説板がついていた。(4/6)
丸尾滝
帰京の前に霧島にドライブ。久しぶりで丸尾滝に寄ってみた。バイパスの橋梁が完成しているか見たかったからである。何しろこの滝は温泉の滝だという。当然、この周辺は温泉変質が激しい。きっと難工事なのだろう。(4/20)
美濃帯
岐阜で美濃帯を見るチャンスがあった。層状チャートが激しく褶曲している。チャートの褶曲によくあるアコーデオン褶曲ではない。堆積時のスランプ褶曲なのだろうか。(4/25)
親鼻橋
久しぶりに長瀞にやってきた。ここ親鼻橋は天然記念物の紅簾片岩で名高い。進論の時に久野先生と調査に来たところだ。懐かしい。(5/1)
虎岩
宮澤賢治が粋な模様の博多帯と詠んだスチルプノメレン片岩である。見事な流れ褶曲が見られる。(5/1)
ようばけ
ここも宮澤賢治が来たところ、歌碑もある。露頭下半部の奈倉層からは化石がたくさん産出する。(5/1)
桜島
隼人港から見た桜島である。昭和火口から噴煙を上げている。以前は南岳火口の噴火だったのに、2006年6月4日以来、昭和火口が活動を再開した。昨日も鹿児島市内に降灰があった。(5/11)
新宿歴史博物館
新宿歴史博物館で安政江戸地震の地割れが展示されていた。四谷付近で発掘されたとのこと。(6/7)
北海道大学総合博物館
学会が北大であった。昼休みを利用して
北海道大学総合博物館を見学した。昔の理学部の建物である。懐かしかった。展示の仕方が変わっており、地質時代順といった普通の展示とは違ってテーマ別になっていた。これはこれでおもしろい。(6/12)
フォッサマグナミュージアム
糸魚川ジオパーク推進市民の会設立総会に出席した翌日、市内ジオサイトをご案内いただいた。まずはフォッサマグナミュージアム、全体として良くできていたが、とくに地域地質のコーナーがすばらしかった。こんなに狭いところに多種多様な地質が見られることに、今更ながら驚いた。(7/6)
小滝ヒスイ峡
明星山の麓にある小滝川のヒスイ峡である。ボランティアの監視人が常駐していた。明星山の石灰岩垂直壁には、時々クライマーが登っているという。(7/6)
糸魚川―静岡構造線
糸魚川―静岡構造線の露頭が公園になっていた。断層破砕帯だから風化してしまうため、地すべり防止工法が施されていて、少し冴えないが、やむを得ない。(7/6)
かごしま考古歴史館
市立ふるさと考古歴史館の秋祭りに参加した。講演と伝統芸能の公演の間に時間があったので、周辺を散歩した。何気なく建物の裏手に回ったら、江戸時代の水道管が置いてあった。江戸の水道は木管だが、火山国鹿児島はやはり溶結凝灰岩製である。直径1mほどの円筒も溶結凝灰岩をくり抜いたもの、厚さは7~8cmであろうか。これには驚いた。(9/20)
豊島不法投棄
応用地質学会中四国支部の巡検で「ゴミの降る島」として有名になった豊島に行ってきた。当時日本一と言われただけあって規模も大きい。しかし、
廃棄物対策豊島住民会議の方のお話が一番感銘を受けた。25年にわたる闘争の経験に裏打ちされているから、ずしっと胸に響いた。(10/4)
豊島石
瀬戸内の石切場というと花崗岩と讃岐石だけだと思っていたが、豊島石は凝灰角礫岩である。比較的加工が容易で、耐火性に富むのだという。風合いも愛でて、古くから灯籠などに利用されてきたらしい。桂離宮にもあるとのこと。(10/4)
鹿大博物館特別展
鹿児島大学総合研究博物館の特別展「鹿児島の活火山」を見学した。展示サンプルも見事だったし、古文書も興味深かった。火山地質の話から火山性土壌と農作物・溶結凝灰岩やシラスの工業利用まで、多面的でかつコンパクトな良くできた展示だった。お土産に絵はがきまで用意されていた。ただ、説明員が、どうも素人のようなのが難点。今の大学はゆとりがないから仕方がないのだろうが、地学系の院生でも交代で詰められないものだろうか。(10/24)
鹿児島県立博物館特別企画展
鹿児島県立博物館で「霧島の自然」という特別企画展をやっている。本来学校の先生である卒業生がたまたま転勤で2人勤めているので、久しぶりに会い、霧島ジオパークの支援をお願い旁々、出かけることにした。ここの企画展示室はきわめて狭い。それにしては良くまとまった展示だった。ジオラマは彼らの自作だという。よほど予算がないのだろう。他の県立博物館と比較すると、鹿児島の博物館は誠にみすぼらしい。もっと文化に投資してもらいたいものだ。(10/25)
吉田貝化石層
吉田貝化石層が県の天然記念物に指定されたと聞いた。早速、10数年ぶりに見に出かけた。ところが露頭は苔むしているし、辺りは草ぼうぼうである。本来採石場だが、ここだけ保存してくれたのだという。天然記念物は絶対に手を付けるな、ではなく、普段は除草し、風化してきたら削って新鮮な面を出す、といった保全の仕方が許されないものだろうか。(10/28)
清見岳テフラ
鹿大博物館で土産にもらった絵はがきの露頭を見に指宿まで出かけた。教育委員会の好意で保存措置が講じられたという。樹脂を染み込ませて保存し、周囲はコンクリートの法枠で補強してある。確かによく見えるが、質感はもちろんダメである。何だか剥製の鳥を見るようで、少し哀れな気がした。一方、切りっぱなしのところは草ぼうぼうで何も見えない。こうした工法しかないのだろうか。(11/4)
花瀬崎縄状溶岩
天然記念物に指定されている開聞岳の縄状溶岩を見に足を延ばした。教科書的な縄状溶岩とは違う。こんな名前を付けて良いのだろうか。(11/4)
新潟県立自然科学館
新潟に用事があったので、ちょっと
新潟県立自然科学館に行ってみた。出来たばかりの頃見て、お金をかけた割にはどうもと、あまり良い印象を持たなかったことだけは記憶している。しかし、展示内容はすっかり忘れてしまっていたので、あまり期待せずに行った。ところがどうして、確かにロボットと恐竜を目玉にはしていたが、新潟に即したキチンとした展示もあり(写真)、なかなか良いと見直した。平日のためか閑散としていたが、学校の授業などでもっと利用されてしかるべきだろう。(12/4)
会議・講義・講演・その他
- 1月 四国ジオパーク検討委員会(高知)…講演
- 2月 (NPO)地質情報整備・活用機構理事会(東京)
- 2月 小田原・箱根ジオパーク推進連絡会(小田原)…講演
- 3月 神田雑学大学(東京)…講演
- 3月 地質地盤情報協議会総会(東京)
- 3月 CO2ノ固定研究会(東京)
- 3月 神田雑学大学(東京)
- 3月 四国ジオパーク検討委員会
- 3月 日本情報地質学会シンポジウム(東京)…講演
- 4月 (NPO)地質情報整備・活用機構理事会(東京)
- 4月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
- 5月 地質地盤情報協議会総会(東京)
- 5月 鹿児島県地質調査業協会総会(鹿児島)
- 5月 日本応用地質学会総会(東京)
- 6月 日本情報地質学会総会(札幌)
- 6月 (NPO)地質情報整備・活用機構理事会(東京)
- 6月 (NPO)地質情報整備・活用機構総会(東京)
- 7月 糸魚川ジオパーク市民の会総会(糸魚川)…講演
- 7月 斜面防災技術協会研修会(福岡)…講演
- 7月 JACIC地質リスク委員会(東京)
- 8月 土木学会西部支部シンポジウム(熊本)…講演
- 8月 (NPO)地質情報整備・活用機構理事会(東京)
- 9月 霧島市職員研修会(霧島)…講演
- 10月 日本応用地質学会中四国支部創立15周年記念総会(岡山)…講演
- 11月 鹿児島県地質調査業協会技術講演会(鹿児島)
- 11月 日本情報地質学会シンポジウム(東京)
- 12月 地質地盤情報協議会運営委員会(東京)
- 12月 新潟応用地質研究会(新潟)
- 12月 花倉第三谷砂防検討委員会(鹿児島)
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更新日:2008年12月25日