二次シラス|
環境アセス(小野団地)|
生野防災センター|
環境アセス(西回り自動車道)|
西之谷|
つくば|
消防科学研究所|
入戸火砕流標識地|
赤潮|
出水活断層|
国分|
清澄庭園|
シラストンネル|
テフラ講習会|
小泉潟|
縄文杉|
シラスの風化|
道路防災ドクター|
知覧城|
磐梯山|
安積疎水|
大巡検|
金峰山|
牛根境|
会議出張・その他
二次シラス
正月休みに奥さん孝行のためドライブに出かけたら、工事現場に出くわした。見事な二次シラスが露出していた。入戸火砕流(2.45Ka)堆積直後の埋没谷である。右端にはさらにそれを切っているもう一つ新しい埋没谷も見える。(1/3)
環境アセス(小野団地)
環境アセスで鹿児島市の小野地区宅地造成予定地に行ってきた。これ以上、鹿児島市への一極集中を進める必要はないと思うが、都市計画はアセスとは関係のない事項である。減反で放置された水田に葦などが回復していた。特段珍しい動植物もなさそうとのことだった。(1/10)
生野防災センター
鹿児島県に防災研修センターを作るというので、先進地視察のため、大阪市生野防災センターに見学に行ってきた。防災拠点に併設してある。現在、新しいものを建設するために、構想を練っているとのことだった。現有施設はありきたりだったが(写真は地震体験シミュレーター)、新設計画の考え方は大いに参考になった。(1/31)
環境アセス(西回り自動車道)
西回り九州自動車道の川内地区と阿久根・出水地区の環境アセスに行ってきた。主として海岸低地帯の田んぼを通る。一番問題になったのは鶴の越冬地を通過することだが、鶴は人間に慣れ、車も平気だという。餌付けの負の効果である。疑問に感じた。(2/8)
西之谷
卒論指導で鹿児島市近郊を回った。不整合露頭を追いかけながら西之谷に行ったところ、ある砂防ダムでこんな汚い水の流れているところを見かけた。シラス地帯では鉄分の多い地下水が湧いているところはしばしば見られる。しかし、これはいかにも異常である。この上流には安定型処分場があるという。本当に安定品目だけを捨てたのだろうか。(2/22)
つくば
科技庁防災科研の外部評価委員会があってつくばに行って来た。前日から行かなければならなかったので、ちょうどよい機会だから、いろいろな研究所の博物館や資料館を見学しようと朝早く出かけた。ところが、当日は春分の日、祝日という理由でどこも休みだった。休日こそ一般の方が来てくださる絶好のチャンスではないか。独立法人になるというのに、やはり公務員気質は一朝一夕にはぬぐえないものだと、妙なところで納得した。
しかたなく、科学万博記念のつくばエキスポセンターに行った(写真)。宇宙と原子力しか科学ではないかのような展示だった。他分野はそれぞれの科学館があるからという理由だとしたら、ますます他の科学館が休館にしているのはケシカランと思った。(3/22)
消防科学研究所
(財)消防科学総合研究センターに用があって三鷹に出かけた。同じ敷地に独立行政法人消防科学研究所があり、新大時代の卒業生がおられたので、見学させていただいた。ガラス張りの立派な建物に消防車がデンと収まっていた。『震災時のトイレ対策』という研究報告書をいただいたが、こうしたきめ細かな対策が検討されていることに感心した。(4/17)
入戸火砕流標識地
初夏のように暖かな連休、ちょっと写真を撮りに出かけた。シラスの講義をするとき、入戸火砕流標識地の写真が欲しかったのである。ただし、標識地はシラスではなく溶結している。ここのバス停は今では「いりと」と発音するらしい。地質学で著名な大桑(おんま)植物群も「おおくわ」だし、白亜系鹿折(ししおり)層群も「しかおり」である。札幌の月寒(つきさっぷ)も「つきさむ」と読むそうな。佐藤泰夫先生が目途を「もくと」と発音されたので、「めど」でしょうと言ったら、本来は「もくと」だと教えられ、赤面したことを思い出した。その先生も亡くなられて久しい。(5/3)
赤潮
飛行機に乗るときには、地形を見るためになるべく窓側に座る。しかし、東京の場合には、あまりにも頻繁に上京するから、地形を見る気にもならない。いつもは持ってきた本を読みふける。今日、何気なく下を見たら城ヶ島が見えた。その先に見事な赤潮が見える。東京湾内だけでなく、詩に詠われた城ヶ島までも汚染されているのかと愕然とした。(5/13)
出水活断層
出水活断層の新しいトレンチが掘れたので、調査に行って来た。3年前にスタートしたときには、活断層か否かも明らかでなかったのだから、格段の進歩である。ただ、最新活動時期が不明なのが惜しい。(5/20)
国分
卒論指導で国分へ行って来た。人工改変がかなり進んでいるが、それでもまだいくつかの地形面は区分できそうだ。写真は阿多火砕流に覆われる国分層群。(5/23)
清澄庭園
月曜朝から学術会議でシンポジウムがある。前日の日曜に上京するのなら、少々早く出かけて下町見物としゃれ込んだ。深川の富岡八幡宮など社寺巡りの後、清澄庭園に行ってきた。三菱の岩崎弥太郎が築いた回遊式林泉庭園とのこと。しかし、岩崎家が自社の汽船で全国から運んだという名石のほうに、職業柄ついつい目が行ってしまう。久しぶりに佐渡の赤玉石を見て大変懐かしかった。(6/3)
シラストンネル
卒業生がシラストンネルの調査で来鹿された。つき合って久しぶりに一緒に歩いた。一見同じように見えるシラスでも、よくよく見ると、二次シラスや吹き抜けパイプなど、いろいろ面白い現象が見つかる。(7/4)
テフラ講習会
応用地質学会九州支部主催のテフラに関する講習会が人吉と霧島で開かれた。露頭観察→試料採取→超音波洗浄→双眼顕微鏡による鑑定といった一連の作業を実際に行う実践的講習である。室内処理では、火山ガラスや結晶の美しさに感嘆の声を挙げる参加者もおり、大成功だった。大学での実習も学生達がこんなに熱心だとよいのだが。写真は夷守岳の流山を覆うテフラ群。(8/31)
小泉潟
秋田大学に集中講義に行ったので、新設の秋田県立大学に赴任した旧友を訪ねた。県立大のすぐ近くに小泉潟公園がある。ここは地形図から察するに砂丘湖らしい。大きいほうの男潟は水をたたえていたが、小さいほうの女潟は写真のように草が生え始めていた。これも自然の摂理である。公園内にある秋田県立博物館には地質の展示もあったが、所詮秋田大学の鉱業博物館にはかなわない。しかし、菅江真澄コーナーはなかなか見応えがあった。(9/19)
縄文杉
建コン協の地質屋さんたちと屋久島へ巡検に行って来た。私が最年長だったが、張り合って縄文杉まで往復8時間歩いた。写真で見るのとはさすがに違い、圧倒的迫力があった。もちろん、地質もちゃんと見た(写真は巨晶花崗岩)。しかし、メインイベントは夕食時および二次会のワイン試飲会。私は全くワインのことは無知だが、皆の楽しい雰囲気につられて様々な銘柄をしたたか呑んだ。
そこまではよかったが、帰ってきてから登山の後遺症で、階段を下りるのがつらかった。(9/24)
シラスの風化
島根大学の卒論でシラスの風化をやっている。その現場に島根大学の横田教授と行ってきた。指標硬度とガラスの水和を調べている。しかし、斜面表層部は古い崖錐堆積物らしい。(9/28)
道路防災ドクター
国土交通省の道路防災ドクターで志布志・垂水・桜島の国道を点検して回った。日南層群の互層・シラス・桜島の大正溶岩と地質はさまざまで、道路の維持管理に当たる工事事務所のご苦労がしのばれる。普段何気なく走っている国道だが、この仕事をするようになって、初めてこうした縁の下の力持ちの方々のご苦労を知った。心から感謝する次第である。(10/23)
特攻基地で名高い知覧には、その他、シラス台地の浸食地形を巧みに利用した中世の山城がある。国の重要文化財に指定されたので、保存が問題となった。コンクリートの法面工事をするわけにはいかない。平成の山城になってしまうからである。目立たなくて半永久的な工法を開発する必要に迫られている。今回、その試験施工に立ち会ってきた。(10/24)
応用地質学会の見学会で磐梯山へ行って来た。宇都宮大学の中村先生に主として流れ山の見方を教わった。先生の火山防災に対する熱意と地域社会への貢献には感銘を受けた。写真は見祢の大石である。1888年磐梯山噴火の岩屑なだれで流されてきたものという。(11/2)
上記見学会に出たため、郡山にもう一泊した。そこで翌日、折角だから明治時代にファン・ドールンが作ったとして名高い安積疎水を見学してきた。写真は十六橋である。ここを締め切って、猪苗代湖の水を反対側の阿武隈川水系に流したのだという。(11/3)
晩秋には恒例の学生巡検がある。バスをチャーターして中北部九州を回り、黒瀬川構造帯・肥後変成岩・糸島花崗岩・北松地すべり・長崎変成岩などを駆け足で見学した。地学科時代は1週間かけたが、地球環境科学科になってからは5日間に短縮されたのである。岩石学者の同僚と一緒だったので、マグマ混交(写真左)や東松浦玄武岩中のマントル橄欖岩(写真右)などを見せてもらい、大変勉強になった。(11/30)
地球コース2年生が自主巡検をやるという。岩石学の先生が誘ったら、数人希望者が出た由。単位にもならないのに奇特な学生がいるものだ。近頃珍しい。早速仲間に加えてもらうことにした。会議出張続きでうんざりしていたからである。やはり山男はフィールドに出かけるのが一番、風が強く寒かったが、爽快だった。写真は薩摩半島金峰山の花崗閃緑岩である。(12/15)
国道220号の牛根境で防災対策について相談を受けたので現場を見に行ってきた。基本的には、降下軽石(ボラ)が流出する恐れがあるか否かの判定である。(12/25)
会議・講義・講演・その他
- 1月 鹿児島県環境影響評価委員会(鹿児島)
- 1月 道路防災ドクター検討会(高山)…講演
- 1月 鹿児島県県民防災研修センター整備検討委員会(大阪)
- 2月 鹿児島県環境影響評価委員会(鹿児島)
- 2月 鹿児島県県民防災研修センター整備検討委員会(鹿児島)
- 3月 鹿児島県活断層調査検討委員会(鹿児島)
- 3月 文部科学省防災科学技術研究所外部評価委員会(つくば)
- 3月 消防科学総合センター地域防災データ総覧編集委員会(東京)
- 3月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
- 4月 鹿児島県地質調査業協会理事会(鹿児島)
- 4月 日本学術会議地質科学総合研究連絡委員会(東京)
- 4月 環境地質科学研究所評議員会(新潟)
- 5月 日本学術会議地質科学研究連絡委員会(東京)
- 5月 鹿児島県地質調査業協会総会(鹿児島)
- 5月 日本応用地質学会九州支部総会(福岡)
- 5月 東京地学協会評議員会・総会(東京)
- 5月 日本応用地質学会総会(東京)
- 5月 日本情報地質学会評議員会(大阪)
- 6月 日本学術会議地質科学シンポジウム(東京)
- 6月 卒業生結婚式(東京)…スピーチ
- 6月 GEOINFORUM2001(東京)
- 7月 卒業生結婚式(東京)…スピーチ
- 7月 斜面災害研究推進会議(東京)
- 8月 鹿児島県土木部竜ヶ水地区防災基礎調査検討会(鹿児島)
- 9月 秋田大学集中講義(秋田)
- 10月 日本学術会議総会(東京)
- 10月 鹿児島県地質調査業協会技術講習会(鹿児島)
- 10月 日本学術会議地質学研究連絡委員会(東京)
- 10月 日本学術会議第四紀研究連絡委員会(東京)
- 10月 日本応用地質学会研究発表会(郡山)
- 11月 日本学術会議パラダイム転換分科会(東京)
- 11月 日本学術会議地質科学総合研究連絡委員会(東京)
- 11月 日本応用地質学会九州支部研究発表会(福岡)
- 12月 日本学術会議パラダイム転換分科会(東京)
- 12月 日本応用地質学会九州支部合同役員会(福岡)
- 12月 日本学術会議九州沖縄地区学術講演会(鹿児島)
- 12月 日本学術会議第四紀研究連絡委員会(東京)
- 12月 日本応用地質学会理事会(東京)
- 12月 日本情報地質学会シンポジウム(つくば)
- 12月 地下水環境研究会2001(千葉)
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連絡先:iwamatsu@sci.kagoshima-u.ac.jp
更新日:2001年12月25日