ヒメツルソバ/火山灰/アマドコロ/公園の桜/お花見会/本キリシマ/シラスガマ/グミ/本キリシマ2/藤まつり/ハルリンドウ/なぎさミュージアム/布引滝/江口浜港まつり/すずらんの里

鹿児島のご隠居(2016.04)


★ヒメツルソバ

 戸塚洋二著『がんと闘った科学者の記録』を読んだ。大変感激した。ノーベル賞受賞者梶田さんの先生でニュートリノ物理学の権威、ご存命なら当然一緒に受賞していただろうと言われている方である。科学者らしく自分の腫瘍のサイズまでグラフ化してある。神岡に暮らしている間、山を歩いて、植物の名前を調べたとあった。私は、植物は門外漢として、名前など調べる気はさらさらなかった。大いに反省して、早速、散歩の際見つけた路傍の雑草を写真撮影してきた。ここで牧野図鑑はもとより、『野の花』といった写真集を見たが、調べ方が分からないからお手上げである。植物分類の基礎から学ばなければ、図鑑さえ調べられない。そこで、オリンピックのエンブレム問題を思い出した。写真をネットで画像検索したのである。案の定出てきた。これはヒメツルソバ、明治時代に導入された外来種が野生化したものという。しかし、戸塚さんは図鑑を10冊も買いこんで首っ引きで調べたのに、このやり方は、明らかに手抜きだ。(2016/4/1)

★火山灰

 昨日、久しぶりに降灰があった。ベランダが灰だらけになっている。デジカメの顕微鏡モードで撮影してみた。結構、岩片が多い。(2016/4/3)

★アマドコロ

 庭にアマドコロの芽がいっぱい顔を出した。端のところから地下茎が出ている。こんなに太いとは知らなかった。しぶといはずである。(2016/4/3)

★公園の桜

 散歩に出たら、公園の桜も満開に近い。(2016/4/3)

★お花見会

 今月から団地老人クラブ「どんぐりの会」の会長になった。初仕事がお花見会である。うちの団地始発で吉野公園行きのバスがあるので、これを使って吉野公園でお花見会を催した。16名参加して、楽しい半日を過ごした。雨が心配されたが、幸い花曇り、暖かくて良いお花見日和だった。(2016/4/6)

★本キリシマ

 霧島市役所でジオパークの会議があった。駐車場の本キリシマが満開だった。以前、もっと増やしてつつじ園にしたら、と市長に進言したことがあったが、実行してくれたらしく、若木が植えられていた。(2016/4/11)

★シラスガマ

 環境省の新しく転勤してきた自然保護官が、霧島市長宅のシラスガマを見たことがないというので、一緒に行った。ガマ(壕)がいくつもあり、応接間や物置などに使われていたが、そのうちの一つにコウモリがいた。こんな間近で写真が撮れるとは。(2016/4/11)

★グミ

 いつもグラウンドゴルフをする公園の上に白い花が咲いている。近所の奥さんにグミだと教えていただいた。グミの実は食べたことがあるが、花をしげしげと見たことはなかった。(2016/4/16)

★本キリシマ2

 テレビニュースで、薩摩川内市の篤志家が自宅裏山に本キリシマを500本植えて、それが見頃との報道があった。天気が良いので出かけてみたら、入口のところに「ツツジは終わりました。すみません。」との張り紙が出ていた。ここまで来たのにと思って、現場まで行ってみたら、盛りはちょっと過ぎていたが、それでも見事だった。駐車場にトイレ、休憩小屋まで作ってお茶まで用意されていた。あの張り紙は何だったのだろうか。恐らくうらぶれたところではなく、一番きれいなところを見せたいとの、ご主人の思いだったのだろう。(2016/4/17)

★藤まつり

 天気が明日から下り坂という。和気神社の藤まつりに出かけた。全国各地から寄贈された大木ばかりで、相変わらず見事だったが、大雪があったためか、例年より房が短いような気がした。(2016/4/22)

★ハルリンドウ

 硫黄山の警戒区域も縮小されたことだし、お弁当はえびの高原で食べることにした。まだキリシマミズキの最盛期には早かったが、ハルリンドウがあちこちに咲いていた。熊本地震の影響か、登山客が極端に少なく、土産物店も閑古鳥が鳴いていた。温泉もガラガラだった。(2016/4/22)

★なぎさミュージアム

 帰途、重富に出来た環境省のなぎさミュージアムに立ち寄った。コンパクトだが、なかなか良く出来ており、学芸員の方も親切で、分かりやすく説明してくださった。(2016/4/22)

★布引滝

 重富まで来たので、布引滝を見る。入り口の道路が狭く、ヒヤヒヤだったが、滝のところは別世界、県下でも一二を争う名瀑である。(2016/4/22)

★江口浜港まつり

 今日は快晴、江口浜漁港で港まつりがある。人気の抽選券は長蛇の列。並ぶのは馬鹿らしいので、直売所で大きな鯛を1,000円でゲット。美味しかった。(2016/4/29)

★すずらんの里

 午後、今度は伊佐市のすずらんの里へ出かけた。篤志家が最初に植えたが、没後、地域の人たちが増やし続けたらしい。昨年の台風で、杉やクヌギが100本も倒れた由、重機を入れるとスズランがダメになるので、住民が手作業で取り除いたとのことである。手で持てるくらいの大きさに切り、人海戦術だったらしい。入場料はなく、志を入れる箱が用意されていたが、その話を聞いて、もっとたくさん入れれば良かったと思った。(2016/4/29)

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更新日:2016年4月29日