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鹿児島のご隠居(2015.03)


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 今日は晴だが寒い。わが家の庭の梅もやっと咲き出した。老木の枝垂れ梅の紅梅はチラホラ。それに比し、若木の白梅は植木屋さんが昨年切ったのによく咲いている。(2015/3/4)

★さくらさくら

 市立科学館創立25周年記念番組「さくらさくら―木の花舞う桜島と星と―」の試写会が科学館プラネタリウム室であった。桜島ジオパークも関わっているらしい。子供向けに作られているが、さて、子供たちの反応はどうだろう?(2015/3/19)

★葉牡丹

 わが家の前は中学校。もう卒業式も終わったようだ。冬植えた葉牡丹がすっかり薹が立って花が咲いている。春休みで手入れしないからか?(2015/3/21)

★菜の花

 奥方と温泉に行った帰り、都市農業センターに立ち寄った。菜の花が真っ盛りで、陽光桜が咲いていた。(2015/3/21)

★ローマ人の物語

 1月にイタリア旅行をした。ポンペウスの像だ、誰それの像だと彫刻をたくさん見せられた。語感は懐かしく思い出すが、どのような人物なのか全く思い出さない。深く恥じた。帰国後、塩野七生の『ルネサンスとは何であったのか』を書架の奥から引っ張り出して再読した。それでローマ人に関心を抱き、『ローマ人の物語』全15巻を読むことにした。寝る前の一時を利用しての読書だから、完読するのに2ヶ月半もかかった。先ず、全部を通読させた塩野の筆力に感心したが、膨大な原文献を漁ったその努力にも敬服した。ローマ人の他民族・多文化・多宗教を受け入れる寛容という特質にも感銘を受けた。現代は原理主義がはびこって、収拾不能になっている。ローマ的多神教的世界観が求められているのではないだろうか。イタリア人は既にキリスト教だから、ここは多神教国日本の出番のように思う。(2015/3/31)

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更新日:2015年3月31日