伊集院がけ崩れ/小雀/台風8号/ハマボウ/西大山駅/曽我どんの傘焼き/ヘビ/えびの高原/団地夏祭り/知覧

鹿児島のご隠居(2014.07)


★伊集院がけ崩れ

 伊集院で4日がけ崩れがあり、県道24号線が不通である。雨も晴れたことだし、早速査に出かけた。モルタル吹付のシラス崖が上の方から崩れたらしい。ラジコンヘリを飛ばせて空撮をしてみたら、法面の上方に山道がある。どうもこの山道が水を集めたようだ。空撮をすると、地上から眺めたのとは違った情報が得られる。(2014/7/7)

★小雀

 雀の雛が巣から落ちたらしい。上を見てみると2階の鬼瓦のところに2羽いる。1羽は回りをにらんで、1羽は下をのぞき込んでいる。母親かも知れない。恐らく雨樋に巣を作ったものと思われる。1階の雨樋ならハシゴをかけて戻してやることもできるが、2階では無理。可哀想だが、これも厳しい自然の掟、合掌。(2014/7/8)

★台風8号

 超大型台風が鹿児島上陸を狙っている。雨戸を閉じて真っ暗、籠城体制を取った。読書にも飽いたので、顕微鏡を取り出して、デジカメを接眼レンズにつけ、光軸を合わせて撮影するのに挑戦した。ズームを最大限にすると、レンズの径がちょうど接眼レンズとぴったり合う。これは和気神社のお守り。なお、幸いにして県内では大きな災害はなかった。(2014/7/9)

★ハマボウ

 新聞に西大山駅のひまわりの写真が載っていた。涼しい霧島にしようか、暑い南薩にしようか迷ったが、国の天然記念物ハマボウの季節だと言うことを思い出した。学校は今日が終業式、南に出かける最後だと思って南薩にした。途中、金峰はさすが早場米地帯、もう実り始めていた。ハマボウの大群落も見事だったが、沼地にはシオマネキの大群とトビハゼもいた。(2014/7/18)

★西大山駅

 本土最南端の駅としてこの頃人気の高い西大山駅、菜の花だけが名物だったが、客寄せのためか、ひまわりを植えていた。これはこれで見事。帰途、山川港でカツオを食べ、指宿で温泉に入る。(2014/7/18)

★曽我どんの傘焼き

 曽我どんの傘焼きという鹿児島の伝統行事が午後7時から甲突川河畔であるという。ところが5時過ぎ、猛烈なにわか雨、曽我雨というのだそうな。曾我兄弟の仇討ち物語を題材に忠孝を説くお祭りだが、風水害を鎮める祭りでもあるというので、見に行くことにした。XRAINのレーダー画像を見たら、通り雨で西方に雨雲はない。決行されるだろうと出かけた。案の定、開催された。燃やすための和傘は宝暦治水のご縁で、岐阜からたくさん寄せられた由。(2014/7/20)

★ヘビ

 伊集院の崩壊現場まで調査に出かけた。崩壊地の頂部まで登ったところ、可愛らしい20cm程度のヘビがいた。さすがにスケールを出す余裕はなかった。(2014/7/22)

★えびの高原

 今日も猛暑日である。昼食後えびの高原まで避暑に出かけた。ここはいつ来ても何か花が咲いている。ナツツバキとヤマボウシが咲いていた。赤松林ではヒグラシが盛んに鳴いている。子供の頃の夏休みを思い出した。暑中で遊びほうけているときにはミンミンゼミやアブラゼミが鳴いていたが、夏休みの終わり頃、秋風が吹き始めると、ヒグラシが鳴き始め、宿題はまだかと責め立てられているように感じたものだ。温泉に入浴した後、夕食に「神話豚」とやらを食べた。(2014/7/24)

★団地夏祭り

 今日は猛暑日、朝のグラウンドゴルフの時には多少風があって良かった。夕方、中央公園で団地夏祭りがある。老人クラブメンバーのお孫さんが吹奏楽で出演するという。つき合おうかとも思ったが、ベランダから花火だけを見物した。(2014/7/26)

★知覧

 南薩自動車道の延長が知覧を通るので発掘が始まるという。かつての特攻飛行場を横切るらしい。1948年撮影の写真を見てみると、確かに主滑走路と副滑走路とおぼしき地形が認められる。ミュージアム知覧のお話によると、アスファルト舗装ではなく、鹿児島の中学生を動員して突き固めたとのこと。版築である。これでは勝てるはずがない。(2014/7/29)

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更新日:2014年7月29日