長崎鼻//伊唐島/有村墓地/降灰除け/石敢當/腹五社神社/ビワ/シュリーマン/若尊鼻/錦旗

鹿児島のご隠居(2014.01)


★長崎鼻

 暖かな正月である。メジャーな神社は初詣で大混雑だろうから、長崎鼻に出かけた。着いた頃は若干風が強くなったが、それでも鹿児島よりは南、生暖かい風である。開聞がよく見えた。観光向けの竜宮神社だが、神社には違いない。一応、初詣。帰途、枚聞神社のところは渋滞したが、何とか通り抜け、アグリランド頴娃で温泉に入る。(2014/1/1)

★

 今日は昨日よりも暖か、北へ行くことにして出水まで行った。鶴観望所付近は混雑していそうなので、東干拓地へ直接行く。案の定、人がいなくて鶴を間近に観察出来た。(2014/1/2)

★伊唐島

 ついでに長島に行く、針尾公園からの展望はすばらしい。手前は伊唐島で、向こうは獅子島である。東泉望で温泉入浴して帰る。(2014/1/2)

★有村墓地

 テレビ局のおつき合いで桜島へ。有村墓地まで「有村一同祖先歴代之總塔」を見に出かけた。写真左の小さな墓石がそれである。旧有村集落の墓地は大正溶岩の下に埋まったので、全員の先祖代々のお墓を一つで代表させたのである。その後、右のように屋根付きのお墓が個々人で建てられるようになった。今日も歴代之總塔に榊を供えている方がおられた。大正以前の先祖はそこに眠っていると思っておられるようだ。(2014/1/5)

★降灰除け

 今日もテレビ局とのおつき合い。昨日は日曜日で小学校に入れなかったからである。ついでに湯之平展望台に行き、桜島を撮ることに。カメラマンがビニール製の降灰除け覆いを取り出した。生活の知恵らしい。(2014/1/6)

★石敢當

 昨日散歩をしているとき、石敢當(せっかんとう)を見つけたので写真に撮った。魔除けの石碑なのだが、新興団地にあるのが面白い。あちこちにあるから分布図を作ることにした。そこで思い出したのが、日置市指定有形民俗文化財の石敢當である。早速、写真撮影に出かけた。昨日とは一転、寒い。ここまで来たのだからと湯之元温泉センターに行った。源泉そのままなのか、とびきり熱い。水道蛇口がついているのを見つけ、ジャンジャン出しながら、あまり動かないよう、ソーッと入浴した。(2014/1/14)

★腹五社神社

 東京から友人が来たので、桜島大正噴火関係の神社や記念碑を案内した。黒神の埋没鳥居は今まで何十回来たか分からない。しかし、いつもは鳥居を見ただけで帰る。参道が小学校を横切っているから遠慮していたこともある。奥まで行ってみようと学校を突き抜けたら、ちゃんと神社が鎮座していた。初めて参詣。今まで罰当たりだったと反省。(2014/1/24)

★ビワ

 牛根の埋没鳥居にも行った。ビワ畑がある。違う色の袋がかけられている。遠くに見える島は安永噴火の際、溶岩ドームで海底が持ち上げられ、海上に姿を現した新島。(2014/1/24)

★シュリーマン

 トロイア遺跡の発掘で有名なシュリーマンが日本に来ていたとは知らなかった。本屋で『シュリーマン旅行記 清国・日本』を見つけて購入。知的好奇心と行動力の旺盛さに感服した。私も万里の長城を見たことがあるが、バスとロープウェイで簡単に行けた。しかし、清朝末期の頃は交通も不便だっただろうし、登山道も整備されていなかったに違いない。それを単独で実行したのである。唖然。また、観察力の鋭さとセンチ単位まで事細かに数字を上げて記載している緻密さにも感服した。こちらは観光に行っても写真を数枚撮ってそれでお終いにしているのが恥ずかしくなった。王朝末期の頽廃した清国に対比して、日本には大変良い印象を持ったようだ。尊王攘夷派の横行している外国人には危険な江戸に外交官でもないのに、敢えて出かけて行って神社仏閣だけでなく下町まで観察してきた行動力にも敬服した。(2014/1/26)

★若尊鼻

 霧島でジオパークの会議があり、夜の懇親会まで時間がある。若尊カルデラまで行ってみた。若尊鼻に神社があった。自然石がご神体のようだ。海にはサギ・鵜・鴨など野鳥がたくさんいた。(2014/1/28)

★錦旗

 えびの高原で環境省の会議がある。車の運転はイヤなので、国分まで電車で行き、霧島市役所の車に同乗させていただいた。昼食前に少し時間があったので霧島神宮に参詣。何かお祭りがあったのか、錦旗が飾ってあった。戊辰戦争の時、薩摩藩兵はこのような錦の御旗を打ち立てて進軍したのだろう。(2014/1/31)

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更新日:2014年1月31日