霧島ジオパークフォーラム/河津七滝/河津桜/入試発表//山桜/レンゲ/動物慰霊碑/稲盛会館/藺牟田池/岩つつじ山/曽木の滝/構内の桜/生姜山/健康の森公園/川島先生頌徳碑/お花見グラウンドゴルフ/妙円寺街道/観音池/実験生物慰霊碑/梶島先生銅像/花里/内ノ牧/病牀六尺

鹿児島のご隠居(2013.03)


★霧島ジオパークフォーラム

 曽於市財部で霧島ジオパークフォーラムがあった。幼稚園児達の演奏やご婦人方のゴッタン(木製三味線)演奏など余興もあり、盛会だった。(2013/3/3)

★河津七滝

 伊豆白浜層群の地すべりを見に来て河津七滝(ななだる)温泉に泊まった。6時過ぎに朝風呂に入り七滝を散歩した。これは「伊豆の踊子」で有名な初景滝。水がすごくきれいだ。(2013/3/7)

★河津桜

 調査終了して帰るとき、ちょっと河津駅のところに寄った。本場の河津桜が満開である。平日だというのに土手に露店も出て賑やか。やはり団塊の世代が定年を迎えて暇人が多くなったのだろうか。(2013/3/7)

★入試発表

 昼食後、あまりに天気が良いので散歩した。本部前に人だかり、どうも合格発表の日だったらしい。サークルの勧誘をしていた。(2013/3/8)

★

 昨日までポカポカ陽気だったのに、今日は雨模様。昼過ぎ、猛烈な嵐となった。同僚の気象屋さんのMPレーダー映像を見ると豪雨セルの中心が通過したようだ。ほんの一瞬だったが、帰りはご覧の通り、木の葉が散乱していた。(2013/3/13)

★山桜

 今日は一転してまた快晴。出勤時に正門横に山桜が咲いているのに気づいた。今まで30年も通勤していたのに、正門を通ったことはあまりなかったから、こんなところに桜があるとは知らなかった。昨日の嵐にもめげず満開である。近所の方だろうか、ご婦人が見とれていた。農学部前の桜は有名です、と言っておられた。(2013/3/14)

★レンゲ

 いつもの通り農学部農場脇を通って出勤したら、田圃にレンゲが咲いていた。昨日は気づかなかったのに。恐らく暖かな日が続いたので、急に開花したのだろう。農場は季節の移ろいが分かってなかなか楽しい。実際の農家は大変なのだろうけれど、農業は魅力的な職業だ。(2013/3/15)

★動物慰霊碑

 昼休み、暖かさに釣られて構内を散策、今まで行ったことのない農学部裏を回ったら、馬術部の馬場と動物病院があった。動物の火葬場まであり、一般の人の持ち込みも受け入れているらしい。傍らには動物慰霊碑が建っていた。解剖や動物実験に使った動物の慰霊碑だろうか。(2013/3/15)

★稲盛会館

 若い友人の最終講義が稲盛会館であった。彼まで定年とは、こちらもそれだけ歳を取ったのだ。この稲盛会館は建築家の安藤忠雄氏が設計したもので卵形をしている。青い豆球が点灯し、ちょっと夜空のよう。大学は社会へ雄飛する卵のいるところだ、との発想から出来たらしいが、施工には宮大工まで動員して型枠を作り苦労した由。(2013/3/15)

★藺牟田池

 今日も暖か。午前中グラウンドゴルフをして、午後は温泉。土曜だから銭湯は混んでいそうなので、遠出をして藺牟田池へ。何と桜が咲いている。市内は昨日開花宣言が出たばかり、グラウンドゴルフをした公園の桜もまだつぼみだった。やはり、桜の開花には寒さが必要らしい。花の芯が緑色した桜を発見、パチリ。(2013/3/16)

★岩つつじ山

 さつま町にある岩つつじ山である。岩つつじは正式には隼人三葉ツツジという由。絶滅を危惧した山主の上野さんが1974年以来、営々と種子から育ててきたものという。花もきれいだが、上野さんの努力にも脱帽である。(2013/3/17)

★曽木の滝

 昨日の藺牟田池に味を占めて、もっと北の曽木の滝に行ってみた。桜は3分咲き~5分咲き。公園内はかなり大々的に再整備工事中だった。下流に立派な橋が出来たので、上流の目障りな橋は撤去されたと思ったが、やはりいろいろな意見があってコンセンサスを得られず、今のところそのままとのこと。(2013/3/17)

★構内の桜

 初夏のような陽気である。大学キャンパスの桜も一斉に咲きだした。左は電気・電子工学科横、右は海洋土木工学科横である。(2013/3/19)

★生姜山

 種子島中割の生姜山は桜島大正噴火に伴う移住者の集落である。市内のデパートで生姜山農園が展示をしているというので見に行ってきた。休校中の鴻峰小学校を使って村おこしをしているらしい。義理人情でしょうが紅茶を買ってきた。(2013/3/19)

★健康の森公園

 午後から雨も上がったので、温泉に出かけ、帰途遠回りして、健康の森公園に立ち寄った。桜が満開である。31日にここでどんぐり会の花見の予定だったが、その頃は葉桜だろうか、ちょっと心配。(2013/3/20)

★川島先生頌徳碑

 鹿大農学部生物環境科学科のところに川島明八先生頌徳碑が建っている。ここの桜も咲きだした。高等農林林学科の教授だった由。世話好きな方で学生達に慕われたらしい。(2013/3/22)

★お花見グラウンドゴルフ

 天気予報に反して晴、満開の桜の下でグランドゴルフをした。会員のお孫さんがホールインワンを4個も出し、大人勢は形無しだった。(2013/3/23)

★妙円寺街道

 グラウンドゴルフが終わってから、急に観音池まで桜見物に行くことになった。往復、妙円寺街道を通る。関ヶ原の戦いで敵中突破した島津義弘公を偲んで、毎年10月第4日曜日妙円寺詣りが行われる。鹿児島市照国神社から日置市徳重神社まで約20km歩くのが正式である。この間の道路を拡幅し、幅の広い歩道を営々と建設してきた。その時植えた桜の若木が立派な桜街道になった。後は北部清掃工場付近のいわゆる産廃街道が残っているだけだ。しかし、ここはやせ尾根、どうやって建設するのだろう。 (2013/3/23)

★観音池

 観音池は桜の種類も多いが、今はソメイヨシノの季節、今日がちょうど満開だった。池の周囲だけでなく、周辺の山に植え続けたのも立派に育って花盛り。桜まつりは31日からだという。予定が狂って気の毒だ。(2013/3/23)

★実験生物慰霊碑

 昼休み、暖かなので、先日農学部を回ったから、今度は反対側の旧教養部方面を散策した。実験生物慰霊碑があり、右横に鳥の彫刻があった。農学部の慰霊碑が家畜なら、こちらは生物系の人たちが実験に使った動物の慰霊碑なのだろう。(2013/3/25)

★梶島先生銅像

 稲盛会館横に梶島二郎先生と刻まれた銅像があった。数学者で学長まで務められた方らしい。梶島先生で思い出すのは息子の孝雄先生である。信州大学理学部長時代に全国理学部長会議のため、来鹿された。桜島を眺めて、「見てはいけないものを見てしまった。初恋の人に何十年ぶりかで会ったら、梅干しばばあになっていた」と名言を吐かれた。先生が子供の頃は、きっと緑豊かな桜島だったのだろう。その後、火山活動が活発化して、浸食も盛んになり、ガリがたくさん発達してしまったのだ。比喩が面白いと思って、吹き出した。(2013/3/25)

★花里

 桜島大正噴火に伴う移住地には大抵記念碑があり、桜島にちなんでそこには桜が植えてある。桜の季節に写真を撮りに出かけた。ここは鹿屋市花里、記念碑のところは山桜で、もう盛りを過ぎていたが、公民館の周辺はソメイヨシノが満開だった。考えてみれば、開拓民が植樹をしたときには、わざわざソメイヨシノの苗を入手することなど出来ず、近くの山から山桜を採ってきて移植したであろう。来る時期が遅かった。大中尾も山桜で、もう葉桜の由。(2013/3/26)

★内ノ牧

 田代町の内ノ牧も桜島からの移住者集落である。移住70周年記念碑があった。昭和60年に墓地を現在地に改葬したと記念碑に書いてあるが、銘碑が倒されているものがかなりの数ある。都会に出たのか、跡継ぎがいないのか、寺院に引き取ってもらった家のものだとのこと。そう言えば集落内に廃屋がいくつかあった。祖先の開拓の苦労を思うと暗澹となる。(2013/3/26)

★病牀六尺

 同僚の風邪をもらってしまった。26日大隅に行く頃はノドに違和感があっただけで、のど飴で済んだが、その後がいけない。遂に28日から熱も出てきて病臥。ちょうど贈ってくださった本を読む良い機会となった。今日は熱も下がったので起きても良いのだが、何となくだるい。ふと障子を見ると庭木の影、もう新緑の季節になっていた。ここで根岸の子規庵を思い出した。正岡子規は、私のような軽い風邪と違って脊髄カリエス、なのに『病牀六尺』には暗い陰がない。(2013/3/30)

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更新日:2013年3月30日