鹿大博物館企画展
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残業
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野良猫天国
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鹿大牧場黒毛和牛
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視れども見えず
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鹿大博物館講演会
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武岡秋祭り
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石碑の末路
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鹿大祭みこし
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鹿大祭
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変体仮名
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銀杏通り
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セコイア
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モミジ
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指宿の玉手箱
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岩屋公園
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木枯らし
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大川内岡
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運搬寄附
鹿児島のご隠居(2012.11)
鹿大博物館企画展
鹿大図書館に本を狩りに出かけたら、館内ホールで鹿大博物館の企画展をやっていた。錦江湾がテーマである。いかにも手作りらしいカルデラ地形模型があった。(2012/11/5)
残業
今晩は「鹿児島を元気にする会」(仮称)の呑み会がある。帰宅してから出直すのも馬鹿らしいので、6時まで残業をした。桜島大噴火記念碑の本を執筆中なので、その校正をして時間を潰した。大正時代の碑文はほとんどが旧漢字である。一度活字にすると、一人歩きするので、できるだけ正確を期したい。中にはJIS漢字にないものまである。どうしたものかと思っていたら、
東京大学多国語処理研究会
がGT書体フォントといって、大漢和辞典や康煕字典に載っているような珍しい漢字までフリーで提供していることが分かった。早速利用させてもらうことにしたが、探すのが一苦労である。私より上の世代は旧漢字を知っているが、私は新旧漢字が両方あるのがどれか知らないので、全部当たる必要がある。石碑を探し歩いたときに漢字の書体まで注意していなかったのが悔やまれる。図の左は「既」のJIS第3水準漢字、右がGTフォントである。(2012/11/5)
野良猫天国
鹿大農場には白猫黒猫、いろいろは野良猫がたくさんいる。灌漑用水路に野ねずみなどがいるのだろう。ひと頃は食堂で学生達がご飯を恵んでいたりしていたが、降灰がひどくなってドアが締めっきりになったからどうしているかと思ったら、しぶとく生きていた。毎朝通勤時に農場を通ると、必ずジロリと眺める。(2012/11/6)
鹿大牧場黒毛和牛
いつものとおり生協食堂へ昼食を食べに出かけたら、農学部の半被を着た人がいる。入来にある鹿大牧場の人らしい。牧場で生産された黒毛和牛のフェア初日だったのだ。早速、そのカレーライスを食べてみた。なかなか美味。(2012/11/6)
視れども見えず
朝、いつもの通勤路、鹿大農場を歩いていたら、石碑を見つけた。「開校貳拾五周年記念植樹碑」である昭和9年に建てられたものだ。ここは元鹿児島高等農林の敷地である。鹿児島高農は盛岡高農初代校長玉利喜造(右)が鹿児島にやって来て開校した。いわば兄弟校である。この道は現役時代も含めて何10回も通った道なのに、今日初めて気づくとは、まさに「視れども見えず」とはこのことだ。(2012/11/8)
鹿大博物館講演会
雨だったが鹿大博物館講演会があるので出かけた。教室での講演の後、企画展で現物を前に講師からの解説があった。これはなかなか好評だった。(2012/11/10)
第1回武岡秋祭り
手紙を投函しに郵便局まで出かけたら、歩行者天国になっていて、テントが並んでいる。初めての団地秋祭りだという。スーパーの駐車場に舞台が設えてあり、幼稚園児が可愛い声を張り上げて歌っていた。(2012/11/11)
石碑の末路
桜島噴火記念碑の碑文が市史に載っているのと私がかつて読んだのと違うことが分かった。気になるので、近所の友人を誘って確かめに出かけた。肥田の記念碑は、やはり違っており、私のほうが正しかった。ついでに諏訪神社にも寄った。境内に石碑がたくさんまとめてある。チャンと建ててあるのは良いほうで、後ろのほうには水神様などがゴチャゴチャ捨ててある。寺田寅彦は「津浪と人間」で碑石はやがて八重葎の中に埋もれるであろうと書いたが、この神社の石碑群は、建立者の思いが後世に伝わらない良い例である。(2012/11/13)
鹿大祭みこし
今日は鹿大祭の前夜祭である。恒例のみこしが街を練り歩く。昔は、竹筒に焼酎を入れ、飲みながら勢いをつけて担いだものだった。現役教員の話によると、みこしだけでなく、大学祭の最中も禁酒とのこと。理由を聞いたところ、昔の学生も悪ガキが多く、羽目を外したものだが、それなりの節度があった。ところが、常識外れのことをやらかす輩が出て、結局、厳しい方向に進んだのだという。また、世間も、「学生さん」と呼んで、大目に見てくれた時代と違って、何かと言えば怒鳴り込んでくる世の中になったためもあるとか。その現役教員、「あんなことをしらふでやれるのですから、大したもんですよ」と首をすくめていた。その目で見たら、どうもみこしごとに背広の教員らしき人が付いている。ヤレヤレ。(2012/11/15)
鹿大祭
今日は大学祭初日、中央食堂前には舞台が出来てバンド演奏、道路にはサークルやクラスの屋台が出て、例年通りの賑わい。昨夜ひどい降灰があったのは気の毒だった。(2012/11/16)
変体仮名
桜島噴火記念碑は大部分旧漢字だから、上述のGTフォントがあって助かった。唯一つ、都城市の「しまうつりの碑」が変体仮名を使っている。旧漢字のフォントまであるのだから、もしかして変体仮名のフォントもあるかと思って調べたら、何とあった。ネット上にないものはないと感心した次第である。フリーで提供されていたので大助かり。(2012/11/)
銀杏通り
大学祭も終わり、キャンパスも静かになった。今年も銀杏がきれいだ。先日、新聞にこの銀杏通りのことが載っていた。広報部に聞いても誰が植えたか分からないとあった。これは元理学部長の山根銀五郎先生が植えたものである。お弟子さんの東先生に、「当初、山根先生は東大出身だから並木は銀杏だと思い込んでいると悪評高かったが、今では一番きれいな通りということになっている。風致委員長は周りの風評など気にせず、歴史に残る仕事をせよ」とお説教されたことがあった。(2012/11/20)
メタセコイア
通勤時に通る農場のメタセコイア(?)が紅葉しているのは分かっていたが、よく見ると緑色の部分がある。球果である。普通の松は緑の葉の中に枯れた松ぼっくりが見えるのに反対だ。確かメタセコイアの球果は大きいはず。楽しみ。(2012/11/21)
モミジ
わが家の小さな庭にも秋が来て紅葉が色づいた。(2012/11/22)
指宿の玉手箱
恒例のどんぐりの会バス旅行があった。係の手間を省くために旅行業者主催のツアーに参加することになっている。今年はJRの指宿玉手箱と根占フェリーで大隅半島をぐるっと回るコース。長崎鼻も皆来たことがあるから、誰もお土産を買わない。お土産屋さんは当てが外れて気の毒。山川のカツオ料理は美味かったが、鹿屋バラ園は時期遅れ。それでも親しい人たちとおしゃべりをしながら1日過ごし、楽しかった。(2012/11/24)
岩屋公園
紅葉見物に岩屋公園まで出かけた。ここの銀杏がいつも見事に黄色くなる。その印象が強く残っているせいか、こんなにたくさんモミジがあるとは思わなかった。磨崖仏の見学コースはもう2年も通行止めである。庭園の中にあるカフェのお兄ちゃんの話では、文化財だから手を付けるのが難しいのだという。放って置いたらトップリング(転倒崩壊)を起こして、かえって文化財を損ねるだろうに。私ならアンカー等で固定して、再び鑑賞できるようにするが。(2012/11/25)
木枯らし
昨夜は雨、木枯らしも吹いたらしい。朝起きてみたら庭はご覧の通り。いよいよ冬将軍到来か。(2012/11/26)
大川内岡
NHKが桜島噴火記念碑を調べているのを聞きつけてきて、取材された。先ずは最近見つかった溝辺の記念碑を見に出かけた。ここはシラス台地上のちょっとした岡で桜島と霧島山と両方見渡せる。桜島大正噴火1ヶ月後に記念碑が建てられ、桜が記念植樹されたという。そこに後から、戊辰・日清・日露・太平洋戦争の慰霊碑などが集められ、平和祈念公園として整備されたらしい。先方右手にポツンと孤立してある一番小さな石碑が、その先輩格の桜島爆発記念碑である。(2012/11/27)
運搬寄附
今日は高隈の河川改修記念碑を見に行った。ここは同じ場所に2つも石碑がある。堤防を修築しては壊され、また作り直したのである。前回来た時には藪だったので、草刈り機まで持参したが、草はきれいに刈られていた。しかし、石碑はやはり下半部が埋まっている。山鍬を使って掘り出した。第二回河川改修紀念碑の一番下に「運搬寄附 高隈小學校兒童」とあった。子供たちまでモッコ担ぎに動員されたのだ。桜島大正噴火当時の苦労が偲ばれる。(2012/11/28)
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大川内岡
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運搬寄附
更新日:2012年11月28日