相模原市立博物館/相模川ふれあい科学館/親善GG大会/有朋自遠方来/メンズキッチン/塩田/地質学会/フラワーパーク/滄桑の変/サーフィン/塩釜神社/歴史認識/蒲生市/臥竜梅/主なしとて/庭の梅/水神/吉野公園

鹿児島のご隠居(2012.02)


★相模原市立博物館

 相模原に用事があって出かけてきた。時間ができたので市立博物館に立ち寄る。相模川の段丘に発達した農村が軍事基地になり、ベッドタウンになってきた様子が要領よく解説されていて、見応えがあった。津久井郷土資料室所蔵資料紹介~市民の力で博物館資料へ~も開催されていた。地元の方と共につくる博物館として新たな方向性を示していると感心した。夜、学生時代の親友を呼び出して、数日前に亡くなった共通の友人の思い出など話し合った。(2012/2/1)

★相模川ふれあい科学館

 相模川の低地にあるふれあい科学館を見学。相模川にいる魚を中心とした淡水魚の水族館である。サンショウウオは兵庫県の豊岡が有名だが、関東にもたくさんいるらしい。写真は東京サンショウウオ。(2012/2/2)

★

 昨夜、東京から帰ってきたが、東京より寒いくらいのこの冬一番の寒さである。お隣の屋根に雪が残っていた。水道も温水器のほうが出ない。どこか管の断熱テープが剥がれていたのだろう。(2012/2/3)

★武岡校区親善グラウンドゴルフ大会

 校区社会福祉協議会主催の校区親善グラウンドゴルフ大会があった。この団地には武岡小学校と武岡台小学校と、小学校が2つある。いずれも武岡中学校に進学する。そこで、両小学校の生徒さんたちを集めて事前に親睦を図ろうというのが企画の意図らしい。老人クラブはゴルフの指導役だったのだが、子供たちはコツを覚えると上達が早い。(2012/2/4)

★有朋自遠方来

 九州出身の友人が新幹線全通を利用して、帰省先から鹿児島まで訪ねてくれた。地質情報整備法の法制化をどう進めるか議論した。またリタイアした地質技術者の活用についても意見交換をした。田舎に引っ込んだ隠居に知恵などないのに、わざわざ来訪され恐縮の限りである。(2012/2/5)

★メンズキッチン

 男性のための料理教室があった。どんぐり会の面々で参加することにした。減塩ハンバーグからデザートまで一応全部作ったが、分担したので、一人で作れる自信はない。包丁さばきなど、人さまざまだった。(2012/2/8)

★塩田

 霧島市の小村新田に桜島大正噴火関連の石碑が新しく見つかったと教えていただいたので、調査に出かけた。これは住吉大明神にあった干拓記念碑である。ここは江戸時代から営々と干拓をしてきたところだ。塩田もあったらしい。桜島大正噴火では地盤沈下で大被害を受けた。しかし、これには桜島のことは記載されていない。さてどこにあるのだろう。(2012/2/9)

★地質学会西日本支部

 地質学会西日本支部例会が鹿大であったので出席した。学部生の時から知っている人がもう定年間近の教授だったりして、隔世の觀があった。(2012/2/11)

★山川フラワーパーク

 今日は小春日和、山川フラワーパークにチューリップ展を見に出かけた。園芸品種の多様さに驚いたが、単純明快な昔の品種が一番きれいだと思った。池の水も温み、オタマジャクシがいた。その後、南九州市と南さつま市の文化財を見学して回り、最後に吹上温泉に行った。タウン情報誌に100円入浴券が付いていたので、文豪の愛したという老舗旅館の露天風呂に入った。水道もシャワーもない鄙びたところだが、池に鴨が泳いでいるのが見え、なかなか良い。(2012/2/12)

★滄桑の変

 今日も100円入浴券を持って温泉に行くことにした。日頃、霧島には行くのに日当山は通過するだけだから日当山のホテルに行った。昼食後の時間だったのでガランとしている。少し日差しも出てきて露天風呂は最高だった。時間が余ったので国分の小村新田方面に記念碑撮影に行く。今度は地図を描いていただいたので、場所はすぐ分かった。桜島大正噴火に伴う地盤沈下で、塩田や干拓地が海に戻ったところだ。碑文は欠けて読めないところが多かったが、「滄桑の変」はよく分かった。さぞ苦労したことだろう。(2012/2/16)

★サーフィン

 今日は朝から雪がちらついて寒い。午後から買い物を兼ねて江口浜に出かけた。もちろん、温泉がお目当てである。白波が立っている。遠くに黒い点々。最初は水鳥かと思ったが、サーファーがたくさん来ていた。この寒いのにと、感心した。(2012/2/18)

★塩釜神社

 今日も寒いが午後から晴れたので、姶良市の塩釜公園にある塩田の碑の撮影に出かけた。ここに立派な鳥居はあるが神殿はなく小さな祠が横にあるだけである。鳥居が何となく寸足らずなのは、桜島大正噴火で塩田が地盤沈下したので、盛土したためという。明治100年記念に建てた立派な石碑「塩田の碑」も生垣の中に埋もれ、正面は見ることが出来ず、裏側の碑文だけが見える。先人の思いは後世に伝わらないのだろうか。(2012/2/19)

★歴史認識

 名古屋市長が南京事件について、中国の神経を逆なでするような発言をしたらしい。日本人は、大昔の話だから何を今更ほじくり返してこだわるのかと言う。しかし、中国や韓国の人たちは軍国主義のDNAが日本に残っていることを警戒しているのである。ドイツはナチス訴追を時効停止にし、二度とあのような事態を招かないと世界に誓った。一方、日本は、何ごとも「水に流す」国、真に反省せず曖昧にしたままほおかむりを決め込む。いつの間にかA級戦犯を社会復帰させた。いわゆる歴史認識の問題でも間欠的に失言が噴出する所以である。それがまた、隣国の不信感を増幅する。
 共産党も同様、北朝鮮を美化して帰国運動を推進し、多くの人を生き地獄に送ったこと、社会主義国の核を擁護し平和運動を分裂させたことなど過去の過ちを忘れたふりをするか、なし崩しに手直しをして事実がなかったかのように振る舞っている。しかし、国民は鋭い。コミンテルンのDNAが染みついていることをしっかり見抜いている。コミンテルン傘下の党が政治的理由で虐殺した数はナチスの何倍にも及ぶという事実がベルリンの壁崩壊以来明るみに出ている。かつてのソ連圏にしても、現在の中国や北朝鮮にしても、その前の時代に虐げられていた層が自らの特権社会を作ったのが現実である。王朝の交代に過ぎない。中国から留学してきた助教授が「われわれ平民は」と言い、中国共産党幹部の住む北京市中南海地区を「中国の皇居」と言っていたことを思い出す。日本の党もコミンテルン日本支部として誕生した。そのDNAが脈々と流れている。いくら言葉で良いことを言っても支持率が伸びない理由でる。やはり歴史に対して不誠実な者は歴史から見捨てられる。(2012/2/21)

★蒲生市

 雨も上がって今日は晴れるという。藤川天神の臥竜梅を見に行くことにした。その前に重富で見つかった桜島大正噴火の記念碑を撮影したかったので、蒲生経由とした。ところが、「藩政以来の蒲生市」との垂れ幕があったので、立ち寄った。綿アメやイカ焼きなど通常の露店もあったが、植木や金物、陶器などの店があり、伝統を感じさせた。イチョウ製のまな板を購入。(2012/2/24)

★臥竜梅

 目的の藤川天神に着いた。ちょうどお昼だったので、手作り豆腐の店で名物の豆腐定食を食べた。誠に美味い。700円也。ところが肝心の臥竜梅はまだ蕾、県内でも北のほうだから寒いのか、樹勢が衰えたのか。そう言えば、地を這う臥竜がだいぶ切られているようで、少し明るくなったような気がする。境内の白梅がチラホラ咲いていた。妻が天神様でおみくじを引いたら大吉、今年は良いことがありますように。(2012/2/24)

★主なしとて

 臥竜梅が期待外れだったので、阿久根の枝垂れ梅を見に行くことに。まず長島のだんだん市場まで足を延ばして買い物をした後、阿久根番所丘公園にある旧国民宿舎の温泉へ。例の100円券を利用。露天風呂からは阿久根大島など絶景が見え、空には鳶が舞っていた。ななかな良い。いよいよ阿久根の枝垂れ梅までやってきた。若松さんというご老体が一人で守っておいでだったが、他界されたと聞いたので、どうなっているか心配だった。ちょうど来合わせた道の駅の方によると、東京にいるご長男さんが枯れた半分を伐採された由。それでも残りの半分は、主がいなくても春を忘れず、昔通り見事に咲いていた。故若松さんは気さくに見物客と話をしておられたが…。合掌。(2012/2/24)

★庭の梅

 他の家の梅は咲いているのに、わが家の梅はなかなか咲かない。日当たりが悪いのか老木のせいか。ここ2・3日暖かな日が続いたので、漸く枝垂れ梅が開花し始めた。主と同じくワンテンポ遅い。(2012/2/26)

★水神

 明日から菜種梅雨という。少し遠出の散歩をする。直接シラス台地を下りて新川へ。下って行ったら水神が祀ってあった。碑文を読むと、昭和初年、堰を造る時にこの水神が掘り出された由。江戸時代の人が神様を粗末にするはずがないから、やはり洪水か土石流で流されたのだろう。(2012/2/27)

★吉野公園

 東京は雪で大騒ぎをしているらしいが、こちらは19度で晴天、吉野公園まで散歩に出かけた。日本庭園は白梅紅梅が咲き乱れ、樹の下には水仙、なかなか見事だった。売店の横には河津桜が満開だった。折角、吉野まで来たのだから、吉田町へ史跡めぐりに出かけた。(2012/2/29)

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更新日:2012年2月29日