学術会議から雑誌『学術の動向』が送られてきた。今月号は精神医学特集である。医学の論文など読んだことがなかったから、ちょうど良い機会、ちょっと読んでみた。何箇所かにDALYs(Disability-Adjusted Life Years:障害調節生命年)という言葉が出てきた。疾病により失われた生命や生活の質を包括的に測定するための指標らしい。わが国では脳血管疾患が1位、うつ病が2位、認知症が3位とのこと。いずれも慢性疾患で、個人にとっても社会にとっても損失が大きい。私も健康で長生きしたいものだ。健康寿命という言葉もあることを思い出した。私の祖父も父も亡くなる直前までしゃきっとしていたから、自分が寝たっきりになることなど想像したことがない。意外とアルツハイマーになったりして。(2011/7/18)