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鹿児島のご隠居(2010.08)


★フィールドアスレチック

 昨日は海だったので、今日は霧島市の児童の森までフィールドアスレチックをやりに出かけた。夏休みだからさぞ込んでいるだろうと思っていたら、人っ子一人いない。看板に描かれている遊具の中にはないものもある。今時の子供は身体を動かす遊びよりもテレビゲームのほうが好きだとは聞いていたが、なるほどと実感した。(2010/8/1)

★吹上浜

 今日は4時頃吹上浜に出かけた。昨年もお会いした物知り博士のアマチュアカメラマンとバッタリ。宇宙少年団のリーダーなどボランティア活動をしておられる由。もちろん、星座のことなど詳しいが、アサリの取り方(カニの穴と貝の穴の見分け方)やカニの餌の取り方などの説明も受けた。足で砂を団子のように丸めて、その中の餌を採るのだという。なるほど団子の回りに引っ掻いた跡がある。(2010/8/2)

★化石掘り

 今日は孫のお供で水族館と科学館へお出かけ。水族館では泳いでいるサメに触れる水槽が気に入ったようだ。部位によってざらつきが違うと言っていた。科学館では夏休み恒例の恐竜展。化石掘り体験とやらで、おが屑に埋めたアンモナイトを掘らせるというもの。こんなまがい物をと、いささかどうかと思うが、子供には結構人気があった。(2010/8/5)

★時論

 南日本新聞の依頼を受けて、「桜島大正噴火100年と記念事業」なるコラムを書かされた。写真が必要というので、デジカメの「自分撮り」機能を使って撮影したものを送った。家族からは魚眼レンズで撮ったようで鼻ばかり大きくて不細工だと悪評だった。しかし、メディアの力は大きい。早速電話があり、資料提供のお申し出をいただいた。(2010/8/8)

★カナブン

 市内に住む98歳のおばあさまから、亡夫が小学校時代に書いた桜島噴火の作文があるとの電話があったので、コピーを頂戴しに出かけた。目も耳も不自由なく、かくしゃくとしておられたのには敬服した。夜、孫たちはカナブンを採ってきた。葉っぱをよく食べ、よく糞をする。葉っぱの端から食べるんだねと言ったら、幼稚園児の孫娘から、おせんべいだって真ん中からは食べられないでしょ、と一本取られた。(2010/8/11)

★カナブンレース

 南日本新聞元記者の方から桜島大正噴火関係の資料を拝借するために出かけた。専用和紙に毛筆で書かれた立派な日記もある。帰宅したら、孫たちがカナブンレース場を作って遊んでいた。子供は宿題で締め付けるより、放置しておけば、このように創意工夫をして遊ぶものだ。このほうがよほど創造性の涵養になり、科学技術立国にふさわしいと思うのだが。夕方には海に出かけてカニ採りに興じたようだった。私は留守番。(2010/8/12)

★貝拾い

 夕方、吹上浜に出かけた。今日はカニではなく貝掘りに集中するという。引き潮の時、潜り損ねた貝がたくさん散らばっている。慌てて砂に潜り込む前に、素早く拾えばよい。貝掘りではなく貝拾いである。大収穫で2~3回分の味噌汁になりそうだ。(2010/8/14)

★カニ

 孫はよほど吹上浜が気に入ったらしい。またやってきて、せっせと貝を採っている。波打ち際の大きな穴には水かきを持ったカニがいる。カニに挟まれて、大泣きした。妻がハサミをちぎって助けた。ハサミはまた生える。それに比して、砂浜を走る小さいカニはすばしっこくて捕まえられない。カメラのズームを使って、辛うじて撮影に成功した。何という名前なのだろう。(2010/8/15)

★誕生祝い

 明日、孫たちが帰る。北海道の夏休みは短いからである。そこで10日ほど早いが、私の誕生祝いをしてくれることになり、ケーキを買ってきてくれた。何でも太い大きなローソクが10歳分で小さいのが1歳分だとのこと。デコレーションケーキではたくさんローソクが立てられない。したがって、ローソクだらけの誕生ケーキとなってしまった。まあ、ここまで無事生きてきたのいうのでは目出度いのだろう。孫からは海で拾ってきたきれいな貝殻をプレゼントされた。(2010/8/16)

★シラスがま

 今日から2日間、日本ジオパーク委員会による霧島ジオパークの審査である。同行することになった。初日の昼食は、霧島市長宅で嘉例川駅の駅弁を食べた。ご自宅にはシラス崖に穿った「がま」がたくさんあって薪の貯蔵庫や応接間に使われていた。代々使われてきたそうである。(2010/8/17)

★むかえびと

 2日目は晴れたりスコールが来たりと変わりやすい天気だったが、関之尾では「むかえびと」と称するボランティアの方々が案内してくださった。腰にスピーカーを巻いておられた。ハンドマイクより、なかなか良いと感心した。(2010/8/18)

★大正3年日記

 お盆中コピー出来なかった桜島大正噴火関係の文書を電子化して、今日、返却に伺った。中に重信一華氏の日記「日々好日」があった。和紙の専用用紙に毛筆で書かれている。大変几帳面な方だったらしい。噴火時の市内の混乱ぶりがよく分かる。(2010/8/21)

★サルスベリ

 孫たちも帰り、急に静かになって時間も出来た。しかし、何しろ連日の猛暑日、出かけるのも熱中症が心配である。2回のベランダに打ち水をして、庭の木々に水を撒いた。サルスベリが咲いているのに今頃気づいた。それだけ、孫たちに振り回されていたのだろう。(2010/8/22)

★廃校

 桜島爆発記念碑で、今まで知られていなかったものが、桜島にもう一つあるというので写真撮影に出かけた。ついでに安永噴火の記念碑も見ようと牛根から輝北に登った。ついでに以前来た時にはもう薄暗くて良い写真が撮れなかった旧岳野小学校に立ち寄った。子供の笑い声の聞こえない学校は本当に寂しい。やはり過疎には勝てなかったのだろうが、血と汗と涙で開拓した人たちのお気持ちは察するにあまりある。(2010/8/23)

★池めぐり

 処暑を過ぎたというのに、今日も猛暑日、霧島へ避暑にやってきた。池めぐりをしたが、不動池周辺ではノリウツギが満開だった。ススキも見つけた。秋は着実に忍び寄っている。赤松林ではホオジロがしきりと鳴いていた。突然、中山晋平の唱歌「鳥籠」を思い出した。「うたいつかれたほおじろも暮れりゃおうちが恋しかろ」というやつである。台湾時代、姉が小学校の学芸会で、この歌を踊ったことまで鮮明に思い出した。池めぐりの後、売店で名物のマンゴーアイスを食べた。姉が死の床でマンゴーが食べたいと言ったので、買いに行ったことまで思い出したからである。台湾ではマンゴーはどこにでも生えているありふれた果物だった。(2010/8/24)

★満月

 水道タンク法面の草むらに鈴虫がいるらしい。良い声で鳴いている。外へ出てみたら、ちょうど満月だった。昼間の暑さがウソのように涼しい風が吹いて、秋を感じさせる。(2010/8/25)

★フリースポット

 福岡から友人がやってきた。ホームページ作成について質問があるという。駅構内の喫茶店に無線LANがあり、柱にはコンセントまである。隅の席に陣取り、2人でノートパソコンを取り出して、アーでもないコーでもないと、3時間以上粘った。コーヒーとパンだけで、長時間占領したのだから、お店にとっては迷惑だったろうが、便利な世の中になったものだ。(2010/8/28)

★シナブン火山の噴火

 昨日、スマトラ富士とかトバ富士とか呼ばれていた秀麗なシナブン火山が400年ぶりに噴火したとのこと。猛烈な噴煙を上げている動画が早速ネットに載っていた。1万人以上の人が避難しているという。わが桜島も人ごとではない。写真は2006年10月に撮影したもの。(2010/8/30)

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更新日:2010年8月30日