本所のフンちゃん見てある記(2006.4)


|井の頭公園|ケルネル田圃|東大駒場|神田明神|小石川植物園|元町公園|松涛公園|松涛美術館|西郷山公園|菅刈公園|甲突川木市

★井の頭公園

 今日はポカポカ陽気、絶好のお花見日和である。この2年間、あちこちの桜の名所に行ったが、まだ井の頭恩賜公園だけは行ったことがない。明日は雨との予報だから、さぞ混んでいることだろうとは思ったが、思い切って出かけた。案の定押すな押すな。自然文化園に待避する。彫刻園のところはひっそりとしていた。北村西望のアトリエがあった由。西望の美術館は島原でも観たことがある。(4/1)

★ケルネル田圃

 帰途、駒場に立ち寄る。ここ目黒区立駒場野公園には思い出がある。昔、元東京教育大学の農学部校舎を使って大学入試センターがあった。共通一次試験スタートの頃、よく通ったものだ。その時、このケルネル田圃で、筑波大付属小の児童が田植えをしているのを見たことがある。なお、大学入試センターは今では立派な建物になり、厳重な塀に囲まれている。(4/1)

★東大駒場

 ついでに東大駒場にも足を延ばす。グラウンド脇の桜並木は大木になり、満開だった。学生の頃は若木だったが…。(4/1)

★神田明神

 今日は曇りだが、午後からお花見の予定。そのためのお酒を買い求めなければならない。千代田さくらまつりに協賛して、長岡市が神田明神に出店するという。恐らく越後の銘酒を売っているに違いない。どうせ買うなら震災復興の一助にでもと思って立ち寄った。「山古志」という特別限定のお酒を買った。(4/2)

★小石川植物園

 昨年偶然出くわしてご馳走になった後輩達のクラス会に今年も招待された。しかし、天気予報は曇り時々雨。それでも小石川植物園に行ってみる。幸い最後まで天気が持って、桜吹雪の中楽しいお花見だった。途中、見回りの人に「ここは植物園だからアルコール禁止、早くお腹に処分するように」と注意を受けた。しかし、われわれは植物園とは理学部進学歓迎会でビアパーティーをやるところだとの認識しかない。当然続行。なお、ソメイヨシノの学名はPrunus × yedoensis Matsum.と言うのだそうな。ちゃんと植物学の勉強もしたから、ご勘弁を。(4/2)

★元町公園

 今日もお花見日和、昼休みお弁当を買って初音坂(建部坂)の元町公園に出かける。旗本屋敷の跡地とのこと。桜は少し散りかけていたがきれい。赤い風船が引っかかっていた。子供が手を離したのだろう。のどかである。(4/4)

★松涛公園

 今日は渋谷にやってきた。今は昔半世紀前、駒場から松涛のお屋敷街を通り恋文横町まで、夜食を食べに夜な夜な出歩いたものだ。ラーメン屋さんに聞いてみると、恋文横町の碑だけ残っていたのだが、それも工事に伴ってなくなったかも、との返事だった。しかし、旧鍋島邸の松涛公園は健在である。(4/22)

★松涛美術館

 先週、『石油人たちの太平洋戦争』という本を読んだので、亡父のことや台湾のことを思い出した。そこで台湾の女性日本画家陳進の展覧会を観に出かけた。日本画ではあるが、どことなく中国風である。風景や花々の中に、何となく懐かしさを感じさせるものがあった。(4/22)

★西郷山公園

 ついでに西郷山公園まで足を延ばす。八重桜が満開だった。ここは西郷従道の屋敷跡。公園にする際、鹿児島県下の市町村が石や樹木を寄贈した由。鹿児島市が「溶岩と白砂」を寄贈したと立て札にはあるが、この石は四万十層群中の緑色岩である。溶岩には違いないが…。公園のリーフレットには「県下20を超える市町村から、記念樹や桜島の溶岩などが贈られました」とある。これではやはり、桜島の溶岩と誤解されるだろう。(4/22)

★菅刈公園

 西郷山の台地を降りた低地には菅刈公園がある。西郷邸の洋館(明治村に移築)や和館、日本庭園があったところである。発掘調査に基づいて一部復元したのだという。
 その後、目黒川沿いに池尻大橋まで歩いた。桜並木になっていた。先月末だったらさぞきれいだったことだろう。(4/22)

★甲突川木市

 連休に帰省した。明治時代から続いている恒例の甲突川木市に出かけた。連休の日曜、ごった返しているかと思ったら、それほどでもない。高齢者がマンションに引っ越したためらしいとのこと。戸建て住宅の新築が少なくなったのだろうか。(4/30)

|ページ先頭|井の頭公園|ケルネル田圃|東大駒場|神田明神|小石川植物園|元町公園|松涛公園|松涛美術館|西郷山公園|菅刈公園|甲突川木市
更新日:2006年4月30日