本所のフンちゃん見てある記(2006.3)


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★榎戸稲荷神社

 久しぶりの上天気、散歩に出かける。これはわが町内の神社。富士嶽神社の石碑もあり、溶岩で飾られた榎戸不動尊(左側)がある。江戸時代は富士信仰が流行ったから、その頃は富士嶽神社と言ったのだろうか。ここには町内の御神輿の収納庫がある。(3/4)

★龍眼寺

 「りゅうげんじ」と読む。創建1395年の古いお寺で萩寺の別名がある。萩を愛でて文人墨客が来遊したという。いろいろの句碑がたくさんある。中でも芭蕉の「ぬれてゆく 人もおかしや 雨の萩」や其角の「つき見とも 見えず露あり 庭の萩」が有名。(3/4)

★亀戸天神

 先月来たときには梅はまだ咲いていなかったが、今日はさすがに満開である。しかし、夏にはたくさんいた池の亀はまだ出てきていない。(3/4)

★貧乏神神社

 さらに足を延ばして亀戸サンストリートまで来た。この2階には貧乏神神社がある。拝礼の仕方が振るっている。3回ご神木を叩いて3回ご神木を蹴飛ばし、最後に袋に入った貧乏神を放り出すのだそうだ。打つ蹴るはやったが、最後の投げるをし忘れた。やはり貧乏神からは逃れられないらしい。(3/4)

★大島緑道公園

 亀戸サンストリートから南へ亀戸緑道公園・大島緑道公園と細長い公園が続く。散歩には都合がよい。都電の跡地とのこと。さらに猿江恩賜公園経由で錦糸町まで出て買い物をした。荷物が重いことを言い訳に地下鉄で帰宅した。たった1駅、あと10分か15分なのに軟弱。(3/4)

★隅田公園

今日もうららか、言問橋を渡って浅草へ。隅田公園の桜のつぼみはまだ堅い。梅園の梅は満開だった。(3/5)

★待乳山聖天

 待乳山聖天に参詣。歓喜天が祀ってあり、夫婦和合に霊験あらたかだという。二股大根がシンボル。また、もう一つのシンボル巾着は商売繁盛を象徴しているとのこと。境内にはやはりいろいろな句碑や記念碑がある。(3/5)

★山谷堀公園

 大川(隅田川)から吉原に行く堀が山谷堀である。王子の音無川に通じていたらしい。吉原へ通う猪牙舟(ちょきぶね)が行き交っていたという。今は埋め立てられて面影もない。細長い公園になっていた。今戸橋も橋台を残すのみ。(3/5)

★飛不動尊

 山谷堀から吉原を通って一葉公園に足を延ばす。一葉記念館は工事中で閉館していた。そこで南下。すぐ近くの飛不動尊に参詣。1530年創建の古いお不動様だが、何でも大峯山から一夜にして江戸に飛び帰ったとの伝説がある。それにあやかってか、航空安全の飛行護がある。(3/5)

★鷲神社

 さらに南下、酉の市で有名な鷲神社に参詣。おとりさまと愛称される。酉の市は大混雑だが、今日は閑散、小さな子が祖父母とかくれんぼをしていた。(3/5)

★一葉会館

 台東区立生涯学習センター内に間借りして一葉会館が開いていた。直筆の原稿がたくさん展示されている。明治のことだから、すべて墨書である。書のことはよくわからないが、美しいと思った。(3/5)

★江戸下町工芸館

 最後に浅草の台東区立江戸下町工芸館に立ち寄った。江戸釣竿作製の実演をしていた。こうした職人技が伝承されていくのだろうか。しかし、若い人の入場者も多かったのは意外だった。伝統が見直されているのかも知れない。(3/5)

★湯島天神

 今日は4月の陽気、昼休み湯島天神まで出かける。先月はチラッだったが、今日は満開。受験シーズンでもあり、合格祈願の絵馬もあふれていた。(3/8)

★霊雲寺

 帰りに霊雲寺に寄る。小春日和の昼休みはOLが階段にお雛様のように並んで弁当を使っている。が、今日は帰途寄ったため時間が遅かったのか、小さな子らが先生か母親らしい人たちとお弁当を食べていた。(3/8)

★市来観音ヶ池

 鹿児島で委員会があり帰省した。鹿児島の桜は東京よりも開花が遅い。これはソメイヨシノのお話。山桜はもう満開である。いちき串木野市観音ヶ池市民の森(旧市来町民の森)が見事だという。あいにくの小雨だったが出かけてみた。確かにすばらしい。山桜はソメイヨシノとは違った良さがある。黄緑色の変わったきれいな桜もあった。その他ソメイヨシノの若木もたくさん植えてある。1,000本以上というから、ソメイヨシノのシーズンはまたすばらしいだろう。(3/12)

★鹿児島市立美術館

 午前中鹿大に行く予定だったが、あいにく訪問予定の方が留守だったので鹿児島市立美術館に久しぶりに行ってみた。「モノクロームの誘惑」という小企画展をやっていた。水墨画展かと思ったが、水墨画は少なく、銅版画などいろいろだった。西山英雄の「噴炎(桜島)」が迫力があって一番気に入った。なお、常設展でも西山の噴(不動)が展示されている。(3/14)

★黒田清輝記念室

 妻が上京してきた。今日は妻が前々から見たいと言っていた黒田清輝記念室の一般公開日である。羽田から直行する。もちろん、有名な「湖畔」や「智・感・情」もあるが、「昔語り」画稿・下絵の特別展示をしていた。デッサンがすばらしい。1枚の絵を描くのに、これだけの準備をしていたのかと感服した。(3/18)

★四ツ目通り

 今日はポカポカ陽気。散歩に出かける。四ツ目通りの街路樹は珍しくモクレンである。ちょうど満開だった。(3/21)

★猿江恩賜公園

 猿江公園の桜は開花寸前、あと2・3日か。でもマンサクは満開できれいだった。マンサクには亡父との思い出がある。そんな感傷に浸っているところにケータイが鳴る。妻から義母の訃報を伝える電話だった。(3/21)

★忠元公園

 帰京の日だが快晴なので、花見をした後空港まで送ってもらうことにした。ネットで調べたら大口市の忠元公園が5分咲きとのこと、出かけてみる。陽気のせいかほぼ満開だった。忠元神社の参道が桜並木なのかと想像していたが、隣接するサッカー場の周囲がぐるりと桜で囲まれていた。芝生にシートを敷き仰向けに寝て空を仰ぐ。まぶしい。東京では空を見る機会がないことに気づいた。(3/25)

★丸岡公園

 空港に引き返す途中、ついでに霧島市横川の丸岡公園にも寄った。ここは子供たちが小さかった頃、遊園地にしばしば連れてきたところだ。本当に久しぶりである。桜の名所とは知らなかった。(3/25)

★千鳥ヶ淵

 妻が帰宅するので羽田まで送る途中千鳥ヶ淵でお花見。ほとんど満開だった。さすがに名所だけあって見事。しかし、戦後植えたそうだから、今では樹齢60年、樹勢が衰えて病虫害にやられているという。千代田区ではさくら再生事業に取り組んでいるとのことなので、募金に応じた。(3/28)

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更新日:2006年3月25日