本所のフンちゃん見てある記(2005.9)

はやま湖

　福島県相馬は大学院時代のフィールドである。ここには貧乏院生を無料で泊めてくださった恩人がおられる。博士になれたのはこの方のおかげと言っても過言ではない。今では親戚以上、仙台出張の帰途訪問した。翌日フィールドを車で案内していただいた。今でははやま湖となっており、見事な露頭も水没した。感無量。(9/10)

異人坂

　肺炎になり根津にある友人の病院に通う羽目になった。ここには異人坂がある。明治初頭、坂上に東京大学のお雇い外国人教師が多く住んでいたからとのこと。不忍池や上野公園に散歩に行くのに通ったらしい。 (9/16)

根津神社御祭礼

　東京は秋祭りのシーズン、病院の帰り、根津神社のお祭りに出かけた。露店が出ていて、射的に人だかりしていた。言問通りでは子供御輿に出会った。この通りの近くに明治時代の3階建て木造家屋があり、元爪革屋だったとか。爪革なんて若者は知らないだろうなあ。今では串揚げ屋さん、ここで先輩にご馳走になった。(9/17)

町内のお祭

　わが町内会も今日は秋祭り、朝から太鼓の音が響いている。やはり子供御輿が出た。下町とはいえご多分に漏れず少子化しているのだろう、ご覧のようにちょっと寂しい。それに比べて大人の御輿は商店街総出なのか２連も出て威勢よく町内を回っていた。なお、菓子引換券や金魚すくい券などが配られてきた。どうもシルバーは子供と同じ扱いらしい。苦笑。(9/18)

日本ジュニア展

　学生時代のサークル地文研の先輩が所属する団体が文京シビックセンターで展覧会をやっているという。写真・俳句・絵画が展示されていた。中には玄人顔負けの作品もあった。その隣で第52回日本ジュニア展もやっていたのでのぞいてみた。どんなに上手な大人の絵も子供の絵にはかなわない。とくに学齢期前の小さな子の絵はすばらしい。(9/21)

善光寺

　シビックセンターの近くにある善光寺まで足を伸ばした。ここは慶長年間創建の古いお寺だが、明治になって信州善光寺の分院となったという。善光寺坂には幸田露伴の旧居、青木玉の「小石川の家」がある。(9/21)

霊性院子育地蔵

　妻が上京してくる。向島の名物餅菓子、言問団子・長命寺桜もち・志”満草餅はもう食べたから、今度は麩まんじゅうを食べさせようと買いに出かけた。帰途、散歩を兼ねてそのまま南下、霊性院の子育地蔵にお参りした。わが子の幸せと孫たちの健やかな成長を願う。(9/23)

百花園

　百花園まで一緒に出かけた。日頃と違ってごった返していた。名物の萩のトンネルがちょうど見頃だったからだろう。曼珠沙華もきれいだった。(9/23)

地蔵坂子育地蔵

　帰りに隅田川まで散歩に行った。途中、地蔵坂の子育地蔵に立ち寄る。下町には子育地蔵が多い。昔は乳幼児死亡率が高かったから、子供の健やかな成長を神仏に祈るしかなかったのだろう。親心はいつの時代も変わらない。やはり子と孫のことをお願いする。近所の若い男性が一生懸命掃除をしていて、石仏に水をかけていた。さすが下町、たいしたものだ。(9/23)

わんぱく天国

　台風襲来との予報に反して弱いながらも日差しが出てきたので散歩に出かけた。ここは押上公園(わんぱく天国)、先日孫が遊びに行って大変喜んだ由。狭い公園だが、ボランティアの指導員がいて工作や遊び方などの指導をしてくれるという。三輪車なども貸してくれるらしい。(9/25)

おりがみ会館

　今日は気分を変えてお茶の水方面に昼食に出かけた。おりがみ会館があったので、ちょっと見学。これも折り紙で作ったのかとびっくりするようなものばかり展示されていた。昔、折り紙の本の英語版を外国に送ってあげて大変喜ばれたことがある。ここには折り紙教室もあるらしい。習ってみたいような気もした。(9/27)

日本サッカーミュージアム

　帰途、日本サッカーミュージアムにも立ち寄る。やはりサッカーらしく野球体育博物館に比べたら派手派手である。中に日本サッカー殿堂もあったが、殿堂入りした方々の名前は一人も知らなかった。(9/27)

小石川植物園

　春日に昼食に出かけたついでに東大小石川植物園まで足を伸ばした。今は一番花が少ない時期、ヒガンバナと萩程度だった。同じ株で白とピンクの花が咲いている不思議なフヨウもあった(右写真)。左の写真は入り口にある有名な精子発見のソテツ。発見者の池野誠一郎助教授が研究に用いたソテツは鹿児島市内にあり、これはその分株である。(9/29)

更新日：2005年9月29日