本所のフンちゃん見てある記(2005.7)


|ドレスデン国立美術館展|植物画世界の至宝展|中川船番所|大島小松川公園|仙台堀川公園|横十間川公園|入谷朝顔市|秩父|浅草ほおずき市|弥生美術館|六月燈|うえの夏まつり|縄文vs弥生|隅田川花火大会

★ドレスデン国立美術館展

 今日は蒸し暑い曇天である。どうも降りそうなので、いつ雨が降っても良いように上野の美術館めぐりにした。まず国立西洋美術館でドレスデン国立美術館展を見た。当時のザクセン公国では異世界である東洋やオスマントルコにあこがれを抱いていた由。日本の陶磁器を一生懸命模造しようと努力していた様子が興味深かった。常設展も久しぶりで見たが、やはり見応えがある。(7/2)

★植物画世界の至宝展

 次いで東京藝術大学大学美術館へ。「500年の大系:植物画世界の至宝展」をやっていた。科学とアートが一体となった正確な細密画である。学生時代スケッチをさせられたことを思い出した。同時に「柴田是真-明治宮殿の天井画と写生帖 」もやっていた。やはり草花のデザインが中心である。(7/2)

★黒田記念室

 今日は土曜、東京文化財研究所黒田記念室が開館していた。黒田清輝を記念した施設である。有名な「湖畔」や「昔がたり」は鹿児島で見たことがあったが、「智・感・情」ははじめてである。迫力があった。(7/2)

★中川船番所資料館

 今日も曇りだが、雨は降りそうにない。仙台堀川親水公園を延々と歩くことにした。まずは地下鉄で東大島へ行き、中川船番所資料館を見学。いわば川の関所である。霞ヶ浦から全部舟運でここまで到達した由。江戸和竿の展示もあった。小鮒釣り用の小型つなぎ竿などまさに芸術品、ほとほと感心した。(7/3)

★大島小松川公園

 資料館から旧中川を渡って大島小松川公園へ。災害時には20万人の避難広場となるとかで、何もない広い原っぱがメインの公園。クローバとオオバコで覆われていた。戦争中母がオオバコを煎じて飲ませてくれたものだ。咳止めだったらしい。ボーイスカウトがテント張りの練習をしていた。彼らは薬もない物資不足時代を知らない。(7/3)

★仙台堀川親水公園

 平成橋を渡って戻り、仙台堀川親水公園へ。多種多様な施設が作られていた。子供たちは池でザリガニ釣りに夢中。スルメを餌におびき出して網ですくっていた。子供が水遊びが好きなのはいつの時代も変わらない。(7/3)

★横十間川親水公園

 野鳥の島で右折して、横十間川親水公園へ。ここはボート乗り場になっていた。ここまで来たのだから初志貫徹、猿江恩賜公園・錦糸公園と立ち寄りながら帰宅した。約7km歩いたことになる。(7/3)

★入谷朝顔市

 雨も上がったので帰宅途中夕涼みを兼ねて入谷の朝顔市見物に出かけた。入谷鬼子母神前は歩行者天国になって大にぎわい。片側が朝顔市、片側が食べ物などの露店である。やはり夕方だから朝顔はしぼんでおりさえない。朝顔市は早朝に限る。(7/6)

★秩父

 クラス会の下見に秩父に出かけた。昔進論で泊めていただいた宿を訪ね、もう休業したというのに特別泊めていただく約束を取り付けた。大成功。秩父鉄道に乗ったら昔懐かしい分厚い切符をまだ使っていた。しかもパンチを入れてくれる。記念にもらってきた。(7/9)

★浅草ほおずき市

 来客があり日曜出勤する羽目になった。浅草で途中下車して浅草寺のほおずき市を見物。今日お参りすると4万6千日お参りをしたのと同じご利益があるとか、お賽銭も4万6千倍挙げたいところだが、10倍にして、子らの幸せと孫の健やかな成長、そして家庭円満・健康長寿を祈った。10倍程度では欲張りなお願いか。(7/10)

★弥生美術館

 浅草から上野に出たが不忍池の蓮はまだ早かったので、弥生美術館・竹久夢二美術館へ。竹久夢二は有名だが、やはり時代が違いすぎる。高畠華宵は昔々雑誌で見たような何となく懐かしい気がした。(7/10)

★六月燈

 久しぶりに帰省。ちょうど娘も来ていたので、孫達と照國神社の六月燈に出かけた。六月燈は旧暦6月に行われる島津藩の伝統行事である。6月は虫害や牛馬の病気が流行る時期、家畜の安全と五穀豊穣を祈るためとのこと。子供たちの手づくり灯篭が何百と飾られる。孫は露店まわりで上機嫌だった。(7/16)

★うえの夏まつり

 上野で夏祭りをやっているという。蓮が見事らしい。朝食抜きで出かけた。お花畑のように咲き誇っているのかと思ったらご覧の通り。時期が早すぎたのか、時間が遅すぎたのか、少々がっかり。でも極楽に咲くと言われるだけあって、一つ一つは美しい。(7/24)

★縄文vs弥生

 近年の発掘により古代史が一変した。その全体像が知りたくて国立科学博物館の特別展「縄文vs弥生」を見た。弥生時代のはじまりは定説よりも500年早いらしい。つまり、従来言われてきたように渡来人が縄文人を征服したのではなく、弥生人がゆっくりと勢力を広げていったとのこと。農耕のほうが漁撈採集生活よりも食料が豊かだから、ほんの少し出生率が高い。最初一握りでもあっという間に人口比が逆転するという。今問題になっている合計特殊出生率低下の深刻さがわかる。縄文顔と弥生顔のチェック表があった。現代日本人はやはり両方の要素を持っている。平和的に混血していったのだろう。(7/24)

★隅田川花火大会

 今日は隅田川花火大会である。昨年わが家の前に高層マンションができたため、1/3しか見えなくなった。そこで散歩を兼ねて桜橋まで出かけた。途中、町内会が道路を占拠して大宴会をやっていた。下町らしい。隅田川の土手まで行ったら、お昼頃から場所取りをしていたとかで超満員、花見の時の比ではない。ぞろぞろ歩きながら横目で眺める。仕方がないから東向島まで後退、ところが風下で煙に隠れる。失敗。やはり、町内会のようにビルの谷間から眺めるほうが正解だった。(7/30)

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更新日:2005年7月30日