本所のフンちゃん見てある記(2005.1)


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★フラワーパークかごしま

 今日は元旦、天気予報がはずれて上天気である。妻と山川町にあるフラワーパークかごしまに洋ラン展を見に出かけた。ちょうど園内遊覧バスの出発時刻だったので、乗せてもらった。さすがに植物園、電気自動車である。今まで何度か来たが、足の悪い人の乗り物と思い込んでいた。ところが単なる運転手ではなく、運転しながら植物の詳しい解説をしてくださった。非常に勉強になり収穫だった。帰りにヘルシーセンターで温泉に入る。300円で入浴できる公立の温泉があちこちにあるのが鹿児島の良いところである。(1/1)

★水上坂

 街まで歩いて出ることにした。普段車で通るところだが、歩くといろいろなことに気づく。水上坂(みっかんざか)には水神様が祀ってある。この沢が武村一帯の源泉だったのだろう。近くの日枝神社の手水舎には「水神」と刻されていた。初詣に参拝した。今年はわが家にとって良い年でありますように…。(1/3)

★黎明館

 鹿児島県歴史資料センター黎明館で「熊襲・隼人と言われた人たち」という企画展をやっているという。12月来たときに見損ねたので行ってきた。熊襲は熊本で隼人は鹿児島だと勘違いしていたが、この展示でやっと理解できた。熊本県球磨郡と鹿児島県曽於郡地方に住んでいた古代民族が熊襲で、大和朝廷に服従するようになってから隼人と言われるようになったらしい。隼人の墓の副葬品が刀剣のような武具だけで日用品がないというのも、大和と対峙していた当時の緊迫した情勢が偲ばれる。(1/3)

★立花大正民家園

 3連休の中日、風は冷たいが天気はよいので、立花大正民家園(墨田区指定文化財)まで散歩に出かけた。旧小山家住宅で、旧吾嬬村の時代からほとんど元のままで存在する由。庭のあちこちに石造りの七福神が飾ってあった。(1/9)

★東京国立博物館

 今日は成人の日、上野に出かけた。動物園は寒そうだったので、東京国立博物館に入る。昔、学生時代、焼き物が好きだった父につき合わされて、よく博物館見学に来たものだ。この写真は野々村仁清の作品である。柿右衛門の赤と仁清の赤との違いについて説明されたことを思い出した。懐かしい。
 ちょうど「上野の街と寛永寺」という講演会があったので、これも聴講した。町田久成初代帝室博物館長とか大久保利通内務卿といった鹿児島県人の名前が出てきて、なかなか面白かった。現位置に博物館が出来たのは大久保の横車によるとのこと。(1/10)

★熊野速玉大社

 和歌山県防災安全研修会の講師を頼まれて新宮に来たので、終了後熊野速玉大社に参詣した。御神木の梛(なぎ)の大樹は国の天然記念物である。平重盛が植えたとの説の信憑性はともかくさすがに見事。(1/22)

★那智大社

 今日は熊野古道を歩こうと思っていたのに無情の雨、那智駅から那智大社までタクシー観光を決め込む。地質屋としては堕落? 熊野古道の石畳は、昔は緑に苔むしていたが、世界遺産になってから観光客が増え、大勢歩くので苔が取れて元の岩肌が見えるようになった由、苦笑。(1/23)

★白浜温泉

 駆け足観光で早めに帰京しようと思ったら、航空便がない。さすがローカル空港、午後の東京便は一つしかない由。やむなく白浜温泉パークで時間つぶし。山腹のあちこちに温泉が点在している。晴れているなら温泉のハシゴをする手もあるが、雨の日は一個所にかたまってあるほうがよい。白浜温泉は私の前任者である故露木先生の卒論フィールドである。とびきり熱い檜風呂に入りながら先生と温泉調査に行ったことなど思い出していた。(1/23)

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更新日:2005年1月23日